屋根の葺き替えとは?意味・費用相場・工事期間・メリットを徹底解説

屋根の葺き替え費用はいくら?カバー工法・塗装との違いと判断基準を解説

「屋根を葺き替えた方がいいと言われたけれど、本当にそこまで必要?」 「カバー工法の方が安いなら、葺き替えをしなくてもいい?」 「塗装・カバー・葺き替えの違いが分からない」 という方へ。

屋根の葺き替えとは、既存の屋根材を撤去し、防水シートや必要に応じて野地板まで確認・補修したうえで、新しい屋根材を施工する工事です。 屋根リフォームの中では工事範囲が最も大きくなりやすい一方、 既存屋根の下に隠れている防水層・下地まで直接確認できることが大きなメリットです。

松山市の屋根塗装施工前 スレート屋根を点検する砂田塗装の実施工写真
砂田塗装の松山市K様邸・施工前。スレート屋根の色あせや汚れを確認した実施工写真です。 「古い=葺き替え」と決めず、屋根材と下地を見て工法を判断します。
先に結論

屋根工事は「築年数」だけではなく、屋根材・野地板・ルーフィング・雨漏りの有無を見て、塗装・カバー工法・葺き替えを分けることが重要です。

  • 塗装:屋根材と下地が健全で、主に表面塗膜の劣化を回復させたい場合
  • カバー工法:既存屋根材は塗装に向かない・劣化しているが、野地板などの下地が比較的健全な場合
  • 葺き替え:雨漏りや下地腐朽、屋根材の重大な破損、既存屋根を撤去する必要がある場合
砂田塗装の考え方

砂田塗装では、最初から「塗装」「カバー」「葺き替え」のどれかに決めて診断しません。 砂田式 住宅外装ドックで屋根材の種類、割れ・反り・層間剥離、棟板金、雨漏り、野地板の状態まで確認し、 必要な工法を比較します。

実際に松山市では、他社から「屋根塗装で大丈夫」と言われていた住宅で ニチハ製パミールを確認し、塗装を行わずカバー工法へ変更した施工実績があります。 一方で、下地が健全なスレート屋根では塗装だけで対応した実例もあります。

「塗装でいける?カバー?葺き替え?」を無料診断

高い工事を先に決めるのではなく、屋根材と下地の状態から必要な工事を判定します。
他社見積もりのセカンドオピニオンも対応しています。

屋根の葺き替えとは?「屋根材を交換するだけ」ではない

「葺き替え(ふきかえ)」は、既存屋根材を撤去して新しい屋根材へ交換する工事です。 ただし実際の現場では、新しい屋根材を載せる前に 野地板・防水シート(ルーフィング)・桟木・棟・板金などの状態を確認します。

部位役割葺き替え時に確認すること
屋根材雨・紫外線・風から屋根を守る表面材割れ、反り、錆、層間剥離、欠損
ルーフィング屋根材の下で雨水侵入を防ぐ二次防水層破れ、劣化、水跡、施工状態
野地板屋根材やルーフィングを支える下地腐朽、たわみ、釘の保持力、雨漏り跡
垂木・構造野地板を支える骨組み腐朽、変形、構造的な傷み

特に雨漏りが続いている住宅では、 見えている屋根材だけを新しくしても、内部の木部が傷んでいる可能性があります。 葺き替えの価値は「新しい屋根になること」だけでなく、 一度屋根を開いて内部を確認できることにあります。

葺き替え・カバー工法・屋根塗装の違いを比較

工法何をする?向いている状態主なメリット主な注意点
屋根塗装既存屋根材の表面を補修・塗装屋根材・下地が健全3工法の中では費用を抑えやすい屋根材そのものの寿命や下地腐朽は直せない
カバー工法既存屋根の上に防水層と新屋根材を施工既存下地が比較的健全、カバー可能な屋根撤去が少なく工期・廃材を抑えやすい下地が傷みすぎている場合は不向き
葺き替え既存屋根材を撤去し、新屋根へ交換下地劣化、雨漏り、瓦、撤去が必要な状態下地まで確認・更新できる撤去・処分が増え、費用・工期が大きくなりやすい
一番重要

カバー工法が安いからカバー、葺き替えが高いから避ける、という決め方はしません。 野地板の釘保持力が弱い、広範囲に腐朽がある、雨漏りで内部まで傷んでいる場合は、 新しい屋根材を固定する下地そのものを直す必要があります。

屋根の葺き替え費用相場|現在の屋根と新しい屋根材で変わる

屋根葺き替えの費用は、 屋根面積・既存屋根材・新屋根材・撤去処分・野地板補修・ルーフィング・足場・役物・勾配・アスベスト対応 で決まります。

一般的な戸建ての参考レンジとしては、次のように考えると分かりやすいです。

既存屋根新しい屋根総額の参考目安
スレートスレート約120〜200万円前後
スレートガルバリウム・SGL系金属屋根約140〜220万円前後
トタンガルバリウム・SGL系金属屋根約120〜190万円前後
瓦スレート約140〜220万円前後
瓦ガルバリウム・SGL系金属屋根約160〜240万円前後
瓦瓦約160〜240万円以上

※全国的な一般住宅の参考レンジです。屋根面積・地域・急勾配・3階建て・野地板交換量・廃材処分・アスベスト含有・太陽光パネル脱着等によって大きく変動します。正式な金額は現地調査後に算出します。

「30坪だから○万円」だけで判断しない

延床30坪と屋根面積80㎡は同じ意味ではありません。 平屋・総2階・寄棟・切妻・軒の出・勾配によって屋根面積は大きく変わります。 見積書では屋根面積が何㎡で計算されているかを必ず確認してください。

砂田塗装の現行料金|カバー工法80㎡の参考価格

葺き替えと比較するときは、カバー工法の実際の価格も知っておくと判断しやすくなります。 砂田塗装では現在、80㎡を基準とした屋根カバープランを掲載しています。

屋根材80㎡の参考価格特徴
LIXIL T・ルーフ ヴェルウッド143万円〜税込
130万円〜税抜
石付金属屋根。軽量で長期耐久を重視
アイジー工業 スーパーガルテクト159.5万円〜税込
145万円〜税抜
断熱材一体型の軽量金属屋根
T・ルーフ ヴェルウッド屋根カバー工法の施工イメージ

砂田塗装のT・ルーフ ヴェルウッドプラン

スーパーガルテクト屋根カバー工法の施工イメージ

砂田塗装のスーパーガルテクトプラン

屋根カバー料金を見る

価格には建物条件による差があります。特に野地板の補強・交換が必要な住宅は、カバー工法ではなく葺き替えを含めて再検討します。

詳しくは砂田塗装の屋根カバー工法、 最新料金表をご覧ください。

砂田塗装の実施工写真で比較|「塗装で済む屋根」もある

葺き替え記事で意外と重要なのが、すべての古い屋根を交換する必要はないという点です。 下地・屋根材に重大な問題がなく、表面塗膜の劣化が中心なら塗装で対応できるケースがあります。 ここでは、砂田塗装が実際に松山市で施工した屋根を、施工前・施工中・施工後の写真で確認します。

写真を見るポイント
  • 表面の色あせだけなのか、屋根材自体に割れ・反り・層間剥離があるのか
  • 棟板金・太陽光パネル周辺など、雨水が入りやすい取り合いに異常がないか
  • 塗装できる屋根材なのか、製品そのものが塗装に向かない屋根なのか
松山市K様邸 スレート屋根施工前

施工前|スレート屋根の色あせ・汚れを確認

松山市K様邸 屋根塗装中塗り

施工中|状態を確認したうえで屋根塗装を実施

松山市K様邸 屋根塗装施工後

施工後|屋根材・下地が塗装可能なケース

松山市K様邸 太陽光パネル周辺の屋根施工前点検

施工前|太陽光パネル周辺まで確認。屋根工事は「見える面」だけで判断しません。

松山市K様邸 屋根塗装施工後の塗膜仕上がり

施工後|屋根材と下地が塗装可能な状態だったため、全面交換せず塗装で保護しました。

※上記は砂田塗装公式サイトで公開している松山市K様邸の実施工写真です。

砂田塗装の判断

同じスレート系に見えても、 塗装できる屋根・塗装をおすすめしない屋根があります。 見た目や築年数だけではなく、製品名と劣化の仕方まで確認することが重要です。

実例1|松山市N様邸:パミールを塗装せずカバー工法へ

砂田塗装 実施工例
エリア松山市
築年数20年以上
既存屋根ニチハ製 パミール
屋根工法屋根カバー工法
新しい屋根材スーパーガルテクト
その他太陽光パネル脱着・外壁塗装・シーリング
工期4週間
工事総額320〜340万円

※320〜340万円は、屋根だけではなく外壁塗装・シーリング・太陽光パネル脱着等を含む工事全体の価格です。

N様邸は相見積もり中で、他社から「屋根塗装で大丈夫」と説明されていた住宅でした。 しかし現地で屋根材を確認したところ、ニチハ製パミールでした。 パミール特有の層間剥離が起こると、表面を塗装しても屋根材本体の劣化は止められません。

一方で、N様邸は既存屋根の下地が比較的健全で、雨漏りも確認されていなかったため、 全面撤去する葺き替えではなくカバー工法を選択しました。

「塗装できない」=「必ず葺き替え」ではありません。下地が使えるかどうかで、カバー工法という選択肢があります。

砂田塗装 スーパーガルテクト屋根カバー工法プラン

N様邸で採用したスーパーガルテクト。塗装に向かない屋根でも、下地が健全ならカバー工法を比較できます。

株式会社砂田塗装の松山市施工現場

砂田塗装の実施工現場。屋根材の種類・端部・劣化状態まで確認して工法を選定します。

▶ 松山市N様邸|パミール屋根カバー・太陽光脱着の施工事例を見る

実例2|松山市S様邸:屋根113㎡をスーパーガルテクトでカバー

砂田塗装 実施工例
エリア松山市
築年数20年以上
屋根面積約113㎡
工法屋根カバー工法
新屋根材スーパーガルテクト・チャコール
下葺きタック付きゴムアスルーフィング
役物棟約29m・谷約3m・軒先唐草約36m
工事全体外壁塗装・屋根カバー・防蟻・シーリング
工期4週間
工事総額290〜320万円

※290〜320万円は屋根単体ではなく、外壁塗装・防蟻・シーリング等を含む外装全体の価格です。

S様邸では、既存屋根の下地状態が比較的良好だったため、 撤去を伴う葺き替えではなくカバー工法を選択しました。 このように、 「屋根が古いから葺き替え」ではなく「下地を使えるか」で工法が変わります。

▶ 松山市S様邸|113㎡屋根カバー工法の施工事例を見る

参考写真|松山市で外壁・屋根を同時に診断・施工した別のS様邸

下の3枚は、上記113㎡屋根カバー工法のS様邸とは別物件ですが、 砂田塗装が松山市で実際に施工した「外壁+屋根」の施工前・施工中・施工後です。 足場を組むタイミングで屋根と外壁をまとめて確認すると、メンテナンス時期を整理しやすくなります。

松山市 外壁塗装 屋根塗装 施工前 砂田塗装

施工前|外壁と屋根を同時に診断

松山市 外壁塗装 屋根塗装 施工中 砂田塗装

施工中|外壁・屋根・付帯部まで一括施工

松山市 外壁塗装 屋根塗装 施工後 砂田塗装

施工後|建物全体のメンテナンスを完了

葺き替えを選んだ方がよい6つのケース

葺き替え検討サイン
  1. 野地板が広範囲に腐朽・たわんでいる
  2. 雨漏りが長期間続き、下地への浸水が疑われる
  3. 屋根材の割れ・欠損・錆による穴あきが広範囲
  4. 瓦屋根で、防水層や桟木まで大きく更新する必要がある
  5. 過去にカバー工法をしており、さらに重ねることが適切でない
  6. 屋根の軽量化と下地更新を同時に行いたい

特に野地板が傷んでいる場合、 カバー工法で新しい屋根材を固定しても、ビスや釘を十分に保持できない可能性があります。 ここは見積金額より優先して確認するポイントです。

カバー工法を選びやすいケース

  • 既存スレート屋根の下地が比較的健全
  • 雨漏りがなく、野地板の大きな腐朽がない
  • 塗装には向かない屋根材だが、撤去までは不要
  • 撤去廃材を減らして工期を抑えたい
  • 軽量金属屋根へ更新したい
カバー工法ができない・向かない場合もあります

瓦屋根など既存屋根の種類によっては一般的なカバー工法に向かないことがあります。 また、既存野地板が弱っている場合、雨漏りが進行している場合、 すでにカバー工法済みの場合などは、葺き替えを含めて検討します。

屋根材別|塗装・カバー・葺き替えの判断

既存屋根材塗装カバー葺き替え主な判断ポイント
スレート・コロニアル○ 状態次第○ 適用しやすい○屋根材商品、割れ、反り、野地板、雨漏り
パミール等の塗装非推奨屋根△〜×○ 下地良好なら○ 下地不良なら商品特定と層間剥離、下地状態
陶器瓦・粘土瓦基本不要一般的には不向き○瓦の再利用可否、防水層、桟木、重量
セメント瓦○ 状態次第個別判断○基材劣化、割れ、塗装履歴
金属・トタン○ 錆が軽度なら○ 状況次第○ 穴あき・下地劣化時錆、腐食、穴あき、下地、防水
アスファルトシングル商品・状態次第○ 状況次第○剥がれ、浮き、下地、メーカー仕様

瓦屋根は「瓦が50年持つ」だけでは判断できない

陶器瓦・粘土瓦は屋根材自体が長寿命でも、 その下にあるルーフィング・桟木・棟部・板金・野地板まで同じ年数で健全とは限りません。

瓦が再利用できる場合は、 瓦を一度外して防水層や桟木を更新し、瓦を戻す葺き直しという選択肢もあります。 一方、建物への屋根重量を減らしたい場合には、 瓦を撤去して軽量な金属屋根へ葺き替える方法も比較します。

スレート屋根は「古い=葺き替え」ではない

スレート屋根では、 表面の色あせ・苔・軽いひび割れ程度で、屋根材や野地板が健全なら塗装で維持できることがあります。

しかし、パミールのように屋根材本体の層間剥離が進む製品や、 割れ・反り・欠損が広範囲にある場合は、 塗装ではなくカバー工法または葺き替えを比較します。

2026年版|古いスレート屋根はアスベスト事前調査が重要

古いスレート屋根の葺き替えでは、 「昔の屋根だからアスベスト入り」「2004年以前なら必ず含有」と年数だけで断定しません。 製品・製造時期・資料を確認し、必要に応じて分析します。

現在のルール
  • 建築物の解体・改修工事では、規模にかかわらず原則として工事前に石綿含有の有無を事前調査する
  • 建築物の事前調査は、一定の要件を満たした調査者が行う
  • 建築物の改修工事で請負金額が税込100万円以上の場合などは、事前調査結果の報告が必要
  • 石綿含有建材を撤去する場合は、飛散防止・法令に沿った作業・処分が必要
アスベスト費用を「一律○円/㎡」で決めない

費用は、含有の有無、分析の必要性、屋根材の種類、撤去方法、処分量、足場、現場条件などで変わります。 見積書では事前調査・分析・撤去・収集運搬・処分のどこまで含まれているかを確認してください。

詳しい制度は 厚生労働省 石綿総合情報ポータルサイト で確認できます。

葺き替え工事の工程|屋根材を外した後が重要

足場・飛散防止
安全確保、近隣への飛散対策を行います。
既存屋根材の撤去
既存屋根を適切な方法で取り外し、分別・処分します。
野地板・下地の確認
腐朽、たわみ、雨漏り跡、釘保持力を確認します。
野地板補修・増し張り・交換
必要な範囲を補強し、新屋根を固定できる下地を作ります。
新しいルーフィング施工
屋根の二次防水となる防水シートを施工します。
新屋根材施工
スレート・金属屋根・瓦など、選定した屋根材を施工します。
棟・谷・雨押え・軒先などの役物施工
雨漏りにつながりやすい取り合い部を納めます。
完了検査・清掃
固定状況・防水納まり・仕上がりを確認します。

屋根葺き替えの工期はどのくらい?

一般的な戸建てでは、屋根工事そのものに おおむね1〜2週間前後を見込むことが多いですが、 瓦撤去、野地板の張り替え、急勾配、アスベスト対応、太陽光パネル脱着、天候などで延びます。

葺き替えでは屋根を開く工程があるため、 天気予報を確認しながらその日のうちに防水層まで施工できる範囲を区切るなど、 雨養生を含めた工程管理が重要です。

屋根を軽くすると耐震性は上がる?

重い瓦屋根から軽量な金属屋根へ葺き替えると、 建物上部の重量を減らせるため、地震時に建物へ生じる力を小さくする方向に働きます。

ただし、 屋根材を軽くするだけで建物全体の耐震性能が保証されるわけではありません。 築年数が古い住宅や耐震性に不安がある住宅では、 壁量・基礎・接合部なども含めた耐震診断と合わせて考えてください。

スーパーガルテクトはどのくらい軽い?

砂田塗装の屋根カバー実例で採用しているアイジー工業「スーパーガルテクト」は、 メーカー公表で重量5.0kg/㎡の軽量金属屋根材です。 最大厚さ16mmの断熱材一体型で、 メーカー保証は条件を満たす物件について 塗膜15年・赤さび20年・穴あき25年が設定されています。

※保証には適用条件・免責事項・登録等があります。保証年数と「メンテナンス不要期間」は同じ意味ではありません。

メーカー情報: アイジー工業 スーパーガルテクト

見積もりで必ず確認したい12項目

葺き替え見積もりチェック
  1. 既存屋根材の種類・商品名
  2. 実際の屋根面積(㎡)
  3. 既存屋根材の撤去・処分費
  4. アスベスト事前調査・分析の有無
  5. 野地板の補修・増し張り・張り替え範囲
  6. 野地板の厚み・材料
  7. ルーフィングの商品名・仕様
  8. 新しい屋根材の商品名
  9. 棟・谷・軒先・ケラバ・雨押え等の役物数量
  10. 足場・屋根足場の有無
  11. 太陽光パネル・アンテナ等の脱着費
  12. 屋根材保証・施工保証の対象と期間

特に危険なのは、 「屋根葺き替え一式 180万円」だけで詳細が分からない見積もりです。 同じ180万円でも、野地板全面交換を含むのか、 既存屋根の処分費やアスベスト対応が別途なのかで内容は大きく違います。

見積もりが高くなる5つの原因

  • 野地板・垂木まで傷んでいる
  • 既存瓦・屋根材の撤去量が多い
  • アスベスト含有建材への対応が必要
  • 急勾配・複雑な屋根形状で屋根足場が必要
  • 太陽光パネル・天窓・煙突などの取り合いが多い

逆に「見積もりが安い」場合も、 野地板補修や役物、防水シート、撤去処分が別途になっていないかを確認してください。

火災保険で葺き替えできますか?

火災保険は、契約内容に応じて 台風・風災・雹災など補償対象の事故による屋根損害に保険金が支払われる可能性があります。

経年劣化は別です

色あせ、長年の錆、自然な防水シートの劣化など、 通常の経年劣化を理由に屋根を新しくする費用が自動的に保険対象になるわけではありません。 補償の可否・保険金額を決めるのは保険会社です。

「火災保険で必ず無料になります」 「保険金が出るので先に契約してください」 という営業には注意し、まず保険会社・代理店へ契約内容を確認してください。

葺き替え費用を抑える方法

1. 下地が健全ならカバー工法も比較する

既存屋根を撤去しない分、撤去・廃材処分を抑えられることがあります。 ただし、下地が傷んでいる場合に無理に選ばないことが前提です。

2. 外壁工事と足場時期を合わせる

外壁塗装・シーリングも数年以内に予定している場合、 同じ足場でまとめることで2回目の足場設置を避けやすくなります。

3. 相見積もりは「同じ工事範囲」で比較する

新屋根材だけ合わせても比較になりません。 野地板、ルーフィング、役物、撤去、アスベスト、保証まで揃えて比較します。

4. 不要な工事をしない

まだ塗装で維持できる屋根を葺き替える必要はありません。 一方、塗装できない屋根を安さだけで塗装すると、短期間で再工事になる可能性があります。

「雨漏りする前に必ず葺き替え」は正しくない

雨漏りを放置しないことは重要ですが、 雨漏りする前に全住宅が葺き替えをする必要はありません。

屋根材・ルーフィング・野地板の状態によって、 部分補修、棟板金交換、塗装、カバー工法、葺き直し、葺き替えなど 最適な工事は変わります。

天井にシミがある、屋根裏に水跡がある、 台風後に急に雨漏りした場合などは早めの点検が必要です。 雨漏りを長く放置すると、木部の腐朽や断熱材への水分影響など、 屋根以外の修繕範囲が広がる可能性があります。

砂田式 住宅外装ドック|屋根工事を5段階で判断

判定状態屋根工事の考え方
S問題なし工事不要・定期点検
A軽微経過観察・部分清掃等
B劣化が始まっている部分補修・塗装を含め1〜3年以内に検討
C劣化が進行塗装・カバー・葺き替えを屋根材と下地で比較
D早急な対応が必要雨漏り・腐朽等を確認し、葺き替えを含む根本改修を優先

「築25年だからD」ではありません。 逆に築15年でも、屋根材の種類や施工状態によって塗装が適さないことがあります。

他社で「葺き替え200万円」と言われた方へ

本当に葺き替えが必要か、カバー工法や補修で済むのかを確認します。
見積書・屋根写真をLINEで送っていただくセカンドオピニオンでも大丈夫です。

相見積もりOK/不要な工事はおすすめしません/しつこい営業なし

屋根葺き替えのよくある質問

屋根の葺き替えはいくらかかりますか?

一般的な戸建てでは100万円台から200万円台になるケースが多いですが、 屋根面積、既存屋根、新屋根材、野地板、アスベスト、足場等で大きく変わります。 坪数だけではなく屋根実測㎡で見積もることが重要です。

カバー工法と葺き替えはどちらがいいですか?

野地板などの下地が健全でカバー可能な屋根なら、カバー工法は有力です。 下地腐朽や長期間の雨漏りがある場合は、撤去して内部を直せる葺き替えが適しています。

屋根塗装で済むかはどう判断しますか?

屋根材の商品、割れ・反り・錆・層間剥離、下地、雨漏りを確認します。 表面塗膜の劣化が中心なら塗装で維持できることがあります。

パミールは塗装できますか?

砂田塗装では、パミール特有の層間剥離が確認される住宅に塗装はおすすめしていません。 下地が健全ならカバー工法、下地まで傷んでいれば葺き替えを比較します。

瓦屋根は塗装が必要ですか?

陶器瓦・粘土瓦は基本的に塗装による保護を必要としません。 ただし棟、漆喰、防水シート、桟木、野地板などは別に点検が必要です。

古いスレートはアスベストが入っていますか?

年代だけで断定できません。製品資料等を確認し、必要に応じて有資格者による事前調査・分析を行います。 葺き替えで撤去する場合は特に重要です。

葺き替えの工期は何日ですか?

一般的な戸建てで1〜2週間前後が目安ですが、瓦撤去・下地補修・アスベスト対応・天候・屋根形状によって変動します。

雨漏りしていたら必ず葺き替えですか?

必ずではありません。雨漏り原因が棟板金・谷・取り合いなど局所的なら部分補修で済むこともあります。 下地まで広範囲に傷んでいる場合は葺き替えの優先度が上がります。

火災保険で葺き替えできますか?

補償対象の自然災害等が直接原因で屋根が損傷した場合は対象になる可能性があります。 通常の経年劣化による全面葺き替えが自動的に保険対象になるわけではありません。

この記事の監修・施工判断|株式会社砂田塗装

株式会社砂田塗装 代表取締役 砂田篤史
松山市の外装専門店

「塗れるか」ではなく「今、その工事をするべきか」を判断します

屋根工事は、同じ築年数・同じスレート屋根でも答えが変わります。 砂田塗装では、屋根材の商品・劣化状態・下地・雨漏り・太陽光設備などを確認し、 塗装・部分補修・カバー工法・葺き替えを比較したうえで提案します。

700件以上累計施工実績
約150件年間施工件数
最長15年仕様に応じた保証

会社案内を見る  資格・受賞歴を見る

まとめ|屋根葺き替えは「高い・安い」より下地まで直す必要があるかで決める

この記事の要点
  • 葺き替えは既存屋根を撤去し、ルーフィング・野地板まで確認できる工法
  • 下地が健全なら塗装・カバー工法で済む可能性がある
  • 野地板腐朽・長期雨漏り・重大破損では葺き替えの優先度が高い
  • 費用は坪数より屋根実測面積・撤去・下地・役物で決まる
  • 古いスレート撤去ではアスベスト事前調査が重要
  • 改修工事100万円以上など一定規模では事前調査結果の報告義務がある
  • 砂田塗装では80㎡のカバー工法を143万円〜・159.5万円〜税込で掲載
  • 松山市N様邸ではパミールを見極め、塗装せずカバー工法を選択
  • 火災保険は経年劣化の葺き替え費用を自動的に補償する制度ではない

屋根工事で最も避けたいのは、 塗装で済む屋根を葺き替えることと、 葺き替えが必要な屋根を安い塗装だけで済ませることです。

砂田塗装では、屋根材の種類と下地を確認したうえで、 「塗装」「部分補修」「カバー工法」「葺き替え」の中から必要な工事を比較します。 松山市周辺で屋根の葺き替えを勧められて迷っている方は、契約前に一度ご相談ください。

「葺き替えしかない」と言われても、契約前に確認できます

屋根材・下地・雨漏り・見積もり内容を確認し、必要な工事だけをご提案します。

お見積り・ご相談は無料です

現地調査・お見積り無料。しつこい営業は一切いたしません。
相見積もりもお気軽にご相談ください。

電話 089-979-1880

受付時間10:00〜19:00 定休日日曜日

投稿者プロフィール

砂田 篤史
砂田 篤史
愛媛県を拠点に外壁塗装・屋根塗装・防水工事を手がける株式会社砂田塗装。
現地調査から施工まで責任を持って対応し、建物の劣化状況に合わせた長持ちする塗装提案を大切にしています。
愛媛県で後悔しない塗装工事のための実践的な情報を、現場目線で発信しています。

保有資格
・一級塗装技能士
・外壁診断士
・足場組み立て作業主任者
・有機溶剤作業主任者