2023/06/28
屋根カバー工法の極みーMAX®を知っていますか?
屋根カバー工法の極みーMAX®についてあまり知らないという方が多いと思います。
そんな方向けに屋根カバー工法の極みーMAX®について詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、屋根カバー工法の極みーMAX®とは何かからみていきましょう。
目次
屋根カバー工法の極みーMAX®とは?
ガルバリウム鋼板の屋根材です。
25年の保証付きで、穴が開くことはありません。
塗膜がはがれたり割れたり、色あせることもありません。
耐食性は、クロメートカラー鋼板以上です。
錆びにくく、長期間美しい状態を保ちます。
耐候性、遮熱性、耐酸化性は、通常のガルバリウム鋼板よりも優れています。
変色や劣化の心配がありません。
淡色の屋根は、標準装備で防汚性(雨だれ軽減機能)があります。
汚れがつきにくく、美しいまま維持できます。
これらの特徴により、強くて軽量な屋根は、家をしっかりと守ってくれます。
実際、陶器瓦の約10分の1の重さなので、重たい屋根の負担を軽減し、安心して利用できます。
屋根カバー工法のメリット
節約できるリフォーム費用、撤去や廃棄のコストを削減できる
屋根カバー工法を利用すると、既存の屋根材をそのまま使用するため、撤去や廃棄などの費用が不要です。
その結果、葺き替えに比べてリフォーム費用を節約できるメリットがあります。
屋根の断熱性、防音性、防水性が向上する
断熱性の高い新しい屋根材を使用することにより、屋根の断熱効果を向上させることができます。
また、屋根が二重構造になるため、防音性や防水性も向上します。
アスベストの飛散リスクが低減する
アスベストを含む屋根材を解体・撤去する場合、飛散リスクが高まります。
しかし、屋根カバー工法では解体工事を行わないため、飛散リスクを低減できます。
新しい屋根材を被せることでアスベスト対策もできると考えられます。
ただし、アスベストの問題は先延ばしにすることになるため、リフォーム業者とよく相談することをおすすめします。
リフォーム工事の期間が短縮される
屋根のサイズによりますが、屋根カバー工法では解体や撤去が不要なため、リフォーム工事の期間を短縮することができます。
リフォーム期間が短いことは、リフォーム費用の節約にもつながります。
屋根カバー工法のデメリット
屋根の重みが増す
屋根が重くなるデメリットがあります。
屋根材が二重になることで、その分だけ重さが加わります。
屋根がますます重たくなると、住宅にかかる負担が大きくなり、耐震性も低下します。
できるだけ重量を抑えるためには、軽量な屋根材(ガルバリウム鋼板などの金属屋根材)を使用するのがおすすめです。
劣化が進んでいる場合は不向き
屋根の下地になる野地板が腐食しているか、既存の屋根材がひどく劣化している場合、屋根カバー工法は、使用できないこともあります。
屋根のリフォーム工事を行う際には、しっかりと屋根材や下地の状態を調査し、適切な施工方法を判断できる信頼できる業者に依頼することが重要です。
屋根カバー工法がおすすめの人
費用の安さを重視したい
もしリフォーム工事が必要であり、工事費用の安さが最も重要な要素である場合、カバー工法がおすすめです。
カバー工法では、解体作業や廃材処理が不要なため、費用を抑えることができます。
アスベストが住宅に含まれている
もし現在の屋根材にアスベストが含まれている場合、葺き替え工事を選択すると、アスベストの粉じん飛散を抑制する費用や産廃処理費が別途かかります。
しかし、カバー工法を使用すればこれらの費用を削減できるため、おすすめです。
10~15年以内に家を転居・解体する予定がある
カバー工法は、将来的な工事費用の増大のリスクがあるため、10〜15年以内にその建物を離れる予定がある場合に最適です。
住まなくなるまでの残りの期間だけ家が持てれば十分であるという方にも、カバー工法はおすすめです。
カバー工法がおすすめできない人
屋根から雨漏りを起こしたことがある
過去に屋根からの雨漏りを経験した家では、屋根下地や躯体に傷みが生じている可能性があります。
そのような屋根をカバー工法でリフォームすると、内部で腐食が進行する可能性があります。
そのため、屋根からの雨漏り経験がある方には、カバー工法はおすすめできません。
同様の理由から、雨漏り修理にもカバー工法は避ける事をおすすめします。
将来的に増改築などの工事予定がある
カバー工法後に別の工事をする場合、厚くなった部分を剥がすために追加の費
用がかかります。
したがって、将来的に屋根リフォームを行う可能性が高い方は、カバー工法を避ける事をおすすめします。
地震でよく揺れる家である
カバー工法では、家の重量がやや増加し、耐震性が低下する可能性があります。
地震のたびに家がよく揺れたり、揺れに敏感な家族がいる場合には、カバー工法はおすすめできません。
スレートや瓦などを屋根に使用したい
カバー工法では、金属系の建材のみ使用できます。
希望する屋根材が金属系以外のものである場合は、カバー工法では希望を叶えることが難しいため、向いていません。
屋根カバー工法をする時のポイント
下地の状態は確認済みかどうか?
一番大切なことは、下地の状態を調査するということです。
実際に見積もりを依頼するとわかりますが、カバー工法を提案している業者でも、下地の調査をまったく行わない場合があります。
すべての工事は調査結果を基に設計されるため、まずは確実な調査が行われているかを見極めることが重要です。
また、一部の屋根材には、強風に対する保証が付いている場合もありますので、契約前にそれも確認しましょう。
適切な防水シートを選ぶ
防水シート(ルーフィングシート)は、屋根材の下に隠れているため、提案の際にはほとんど説明されません。
しかし、この防水シートにはさまざまな耐久性や特徴を持つものがあり、正しい選択が雨漏りの予防において最も重要な部分です。
屋根の雨漏りのほとんどは「防水シートの破れ」が原因です。
屋根が割れていても、防水シートが傷んでいなければほとんど漏れることはありません。
カバー工法では、防水シートに何百本もの釘が打たれますが、その「釘穴」に対して、雨水の浸入を防ぐ防水シートとそうでない防水シートがあります。
一部の防水シートには雨漏り保証が付いているものもあります。
リフォームのトラブルで最も多いのが「雨漏り」です。
それを防ぐためにも、適切な防水シートの選択が必要ですので、注意深くチェックしましょう。
まとめ
今回は、屋根カバー工法の極みーMAX®について紹介しました。
屋根カバー工法の極みーMAX®について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
屋根カバー工法の極みーMAX®は、ガルバリウム鋼板の屋根材です。
25年の保証付きで、穴が開いたり、塗膜がはがれたり、割れたり、色あせることもありません。
耐食性は、クロメートカラー鋼板以上です。
錆びにくく、長期間美しい状態を保ちます。
耐候性、遮熱性、耐酸化性は、通常のガルバリウム鋼板よりも優れています。
変色や劣化の心配がありません。
淡色の屋根は、標準装備で防汚性(雨だれ軽減機能)があります。
紹介した内容を参考にして屋根カバー工法の極みーMAX®に関する知識を深めて下さい。
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