2023/08/24
突然ですが、その塗装業者、本当に信用できますか?
国民生活センターに寄せられた「訪問販売によるリフォーム工事の相談件数」は9,734件もあります。
毎日26件以上の相談が届くほど、悪徳業者は身近な存在となっています。
残念ながら、塗装業界にはまだまだ詐欺や手抜きをする業者がたくさんいます。
そういった悪徳業者に騙されないために、絶対にチェックしておいてほしいポイントをご紹介します。
悪徳業者とのよくあるトラブル
契約前に勝手に作業を進められる
塗装業者と相談し、見積もりをもらった段階でまだ契約が成立していないにもかかわらず、足場を組まれるケースなどが報告されています。
もし契約が成立していれば問題はありませんが、他にもリスクが生じる可能性があります。
これは一般的なマナーやルールに反しており、契約前に作業を進めることで既成事実を作り、契約を迫る意図がある可能性があります。
契約が成立していない場合、組まれた足場を撤去してもらい、無理に契約を進めないようにしましょう。
無断でスケジュールを延期される
外壁塗装の工期が気温や湿度、天候に影響されて延びるケースは珍しくありません。
特に梅雨や冬の積雪時期には工期の変動が起こることがあります。
ただし、意図的な工期の延長でない場合でも、工期がズレる場合は一声かけるのが適切です。
気候の影響で工期が遅れる可能性がある場合、事前にその旨を共有する業者は信頼性が高いです。
完成色がイメージと異なる
打ち合わせで話した色と、実際の出来上がりの色が違うケースは多く、大きな問題に発展することがあります。
この問題の原因として、以下の2点が考えられます。
・相談した色と型番が違う。
・カタログの色と実際の光の当たり具合が異なる。
型番が違う場合は、明らかな業者のミスであり、塗り直しを依頼できます。
実際の色が異なる場合は、日光の当たり方や家の大きさなどが関係する可能性があります。
ミスを避けるために、カタログだけでなく実際の塗板を見て色を決定するのがおすすめです。
塗料が早く剥がれる
塗装が施工された後は、問題に気づくことが難しいですが、時間が経つにつれて塗料が剥がれたり凹凸が目立ってきたりするケースがあります。
塗料が早く剥がれる原因は、壁についたゴミや汚れの適切な処理や凹凸の修正が行われていないことが主な要因です。
手抜き工事が原因の場合、直ちに塗装業者に連絡し、塗り直しを依頼することが重要です。
悪徳業者の主な特徴
悪徳業者の可能性が高いケースとしては以下があります。
・塗装工事の費用の全額を前払いで請求してくる
・営業マンに質問をしても曖昧な返事しか返ってこない
・見積書の内容が「塗装工事一式」としか書いていなくて詳細がわからない
・「今すぐ契約したら半額にします」「今なら足場費用を無料にします」など、早く契約すると大幅な値引きをすると迫ってくる
・「外壁が破損していたので伺いました」といって面識もないのにいきなり訪問してくる
優良な塗装業者に依頼するためのチェックポイント
見積もりが詳しく載っている
見積書に費用の内訳が詳しく載っている場合は優良業者が多いです。
使う塗料の種類や、塗装面積、足場の設置単価、塗装の単価、何回塗りなのかなど具体的に記載している会社を選びましょう。
保証がある
塗装に対して責任を持っている会社であれば保証をつけています。
塗料によって、2年や3年、7年、10年など年数は様々ですが、保証がある会社を選びましょう。
なお、砂田塗装では最大で15年の保証があります。
Googleマップの口コミが4.5以下の会社は避ける
悪徳業者を見抜く方法として意外と役立つのがGoogleマップの口コミです。
Googleマップの口コミは利用者が書いているため5段階評価で4.5を下回る塗装会社は何らかの問題が起こっていると考えられます。
優秀な会社は評価が4.5を下回ることは滅多にありません。
悪徳業者ではないかもしれませんが優良業者の可能性は低いので、Google口コミの評価が4.5以下の会社は避けておくことを推奨します。
唐突に訪問営業をしてくる塗装業者は避ける
優秀な塗装業者は基本的に訪問販売をしていません。
訪問販売をするすべての業者が悪いとは言いませんが、悪徳業者が多いのは確かだと感じます。
営業担当者が「今なら塗装工事の費用が半額です!」などのセールストークを使って勢いで契約させようとしてくることがありますが、こういった場合、悪徳業者に騙されるリスクが高まります。
塗装の問題は外からでも見てわかるため、営業経験者は素人を簡単に騙せる可能性があります。
訪問営業を行う業者の中には優良な業者も存在しますが、他の業者と比較せずに直ちに契約してしまうことは危険です。
訪問営業に来た業者が良い印象を与えても、まずはその場で契約せずに、業者が帰った後に時間をおいて他の業者とも見積もりや提案内容を比較検討しましょう。
最終的な決定をする前に、複数の業者の評価や提案内容、価格をよく考え、信頼性や実績を確認した上で判断することが重要です。
施工実績を確認する
信頼性の高い施工実績をチェックします。
多くの外壁塗装業者の公式ウェブサイトには、「お客様の声」「事例紹介」といったページがあり、施行実績が掲載されています。
具体的な内容には、施行実績の他に各工程の写真や動画も含まれます。
この詳細な情報が、優良業者の特徴です。
例えば、「お客様の声」がテキストのみの場合、信頼性が疑われる可能性があります。
また、写真や文章だけのケースも同様です。一方で、各工程の写真や動画は虚偽をつくるのが難しく、高い信頼性を持つ情報と言えます。
さらに、これらの写真や動画を掲載すること自体が「自分たちの仕事は誰に見られても恥じることはない」という自信の表れです。
誇りを持って仕事に取り組む職人が在籍している業者は、優良業者である可能性が高いです。
保証内容とアフターフォローを確認する
しっかりとした保証とアフターフォローが提供されることも、優良業者の特徴です。
ただし、「保証制度があるから安心」という単純な判断は、問題が発生した際に望む結果が得られない可能性があります。
保証制度には業者ごとに違いがあり、受けられるサービスも異なります。
外壁塗装の保証制度には、以下のようなものがあります。
・自社保証
外壁塗装業者独自の制度で、業者が倒産すると保証期間中のアフターフォローが受けられない場合があります。
・第三者保証
組合や団体が運営する制度で、業者が倒産しても組合や団体によるアフターフォローが受けられることがあります。保証の期間と内容は組合や団体によって異なるので、契約前に確認が必要です。
・塗料メーカーによる保証
一部の塗料メーカーが提供する制度で、対象地域や塗料の種類に厳しい条件があるため、適用されるケースは限られます。
どの保証制度も、「どのような問題に対して、どのようなアフターフォローが行われるか」という点が重要です。
対象外とされる問題が多かったり、保証範囲が狭かったりする場合、長期の保証であっても十分なサポートが得られない可能性があります。
保証内容をしっかりと把握し、本当に信頼性のある業者を見つけるよう努めましょう。
職人とスタッフの実績、資格、許可証を確認する
外壁塗装業者の選定にあたっては、職人とスタッフの実績や資格、許可証の有無も重要な要素です。
業者の開業には特別な免許や資格は必要ありませんが、高度な技能や大規模な工事を行うための許可証などが存在します。
例えば、塗装技能士の資格は、実務経験と高度な知識を要するものです。
また、塗装工事業許可を受けた業者は、審査を通過しており、適切な経験や知識を持っていることが期待されます。
これらの資格や許可証は容易に取得できないため、業者の信頼性を評価する基準となります。
業者のウェブサイトで免許や資格に関する情報を確認し、信頼性の高い業者を選ぶのが良いでしょう。
見積もりや商談の対応も確認する
優良な外壁塗装業者を見つける際には、自分に合った担当者と丁寧な対応ができる業者を選ぶことが大切です。
最初の問い合わせから契約まで、担当者との商談は重要な要素です。
商談中に専門用語を多用する担当者や、質問に明確な回答をしない担当者は避けるべきです。
また、都合の良い情報だけを強調し、デメリットやリスクを省く担当者も注意が必要です。
優良業者の担当者は、塗料の選択や作業の進め方について率直にメリットとデメリットを共有し、客観的なアドバイスを提供してくれます。
ネガティブな情報も隠さずに正直に話す担当者が信頼できる業者の証です。
信頼性の高い業者を選び、長期的な関係を築くよう心がけましょう。
地域の口コミや知人の紹介を利用する
地元の工務店や塗装専門業者を探す際には、知人からの紹介や地域の口コミも頼りにできる手段です。
知人の紹介が難しい場合は、業者の名前を聞いて自分自身で問い合わせる方法もあります。
地元の評判が良く、良い口コミが多い業者は信頼性が高いでしょう。
逆に、ネガティブな口コミが目立つ業者は信頼度があまりないかもしれません。
安すぎる見積もりの背後に潜む5つのリスク
外壁や屋根など、常に天候の影響を受ける箇所は、定期的なメンテナンスが必要です。
これを怠ると、住宅の劣化や欠陥の原因になります。
そのため、塗装工事を定期的に行うことが重要ですが、メンテナンス費用を抑えたいという人もいます。
しかし、極端に安い見積もりを提供する業者に依頼すると、予想外のトラブルや住宅の状態の悪化を招く可能性があります。
以下では、安すぎる見積もりに潜む5つのリスクを説明します。
塗料の薄め
安すぎる見積もりには、「塗料を薄めて材料費を節約」する傾向があります。
これによって初めはコストを削減できますが、塗装の品質に影響を及ぼし、防水性や耐久性が低下し、短期間で再塗装が必要になることがあります。
色あせや色落ちも早くなり、外観の劣化も招きます。
安価な見積もりが、結果的に長期的に維持費をアップさせる原因となることがあります。
乾燥時間の短縮
適切な乾燥時間を確保することは塗装工事において重要です。
しかし、作業を加速させるために乾燥時間を省略する業者が存在します。
乾燥が不十分な状態で次の工程に進むと、塗装の質が低下し、剥がれやすくなる可能性があります。
再塗装が必要になる場合もあります。
初めの見積もりが安いことで、このような問題が生じるリスクがあります。
安価な足場の使用
安全かつ確実な作業を行うためには適切な足場が必要です。
しかし、足場代を節約するために単管足場を使用する業者がいます。
この足場はコストは削減できますが、安定性が不足し、作業員の安全が危うくなります。
品質の高い塗装作業が難しく、仕上がりに悪影響を及ぼす可能性があります。
安価な見積もりを受ける場合、安全や品質に関わるリスクを考慮する必要があります。
隠れた追加請求
安すぎる見積もりには、「別途費用の追加請求」が含まれることがあります。
工事中に予期せぬ問題が発生したり、見落としがあると、業者から追加費用を請求されることがあります。
これによって最終的な工事費用が大幅に上昇する可能性があります。
安価な見積もりの場合、含まれる内容を詳細に確認することが重要です。
低品質な塗料の使用
予算削減のために低品質な塗料を使用することもあります。
安価な塗料はコスト面で魅力的ですが、品質も低くなることが多いです。
耐久性や防水性が低下し、塗装の寿命が短くなる可能性があります。
最悪の場合、再塗装が必要となり、余分な費用が発生します。
見積もりが安い場合は、使用される塗料の品質に留意することが重要です。
まとめ
様々な視点から悪徳業者に騙されず優良な塗装業者を選ぶ方法を紹介しました。
悪徳業者に騙されず優良な塗装業者を選ぶ方法を知りたかった方には参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
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お客様のご要望と安心・安全を第一に考え、手抜き工事は絶対にやりません。
愛媛県で外壁塗装・屋根塗装をする場合にはぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
良い営業マンを見抜くコツについて知りたい方はこちらをご覧下さい。