2023/07/31
屋根塗装の色の選び方を知っていますか?
屋根塗装の色の選び方についてあまり知らないという方が多いと思います。
そんな方向けに屋根塗装の色の選び方について詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、屋根塗装の色の選び方からみていきましょう。
目次
屋根塗装の色の選び方とは?

外壁と合うかを考える
外壁と合うかを見ながら、色の選択を行いましょう。
屋根は家の上に覆いかぶさる重要な部分です。
外壁との色の調和が取れていないと、どんなに素敵な色を選んでも見た目が悪くなってしまいます。
例えば、屋根が目立つデザインの家で、外壁と屋根を完全に同じ色にした場合、メリハリのない印象になりがちです。
好みもあるかと思いますが、おしゃれな家にしたいと考えるなら、外壁とのバランスを意識して、調和のとれた組み合わせを考えると良いでしょう。
近隣との合うかを確認する
屋根の色を選ぶ際には、近隣と合うかも考慮しましょう。
外壁の色も重要ですが、周囲の街並みと合わない色を選んでしまうと、家が浮いてしまい、景観が損なわれることにつながります。
自分が好きな色を選ぶのも大切ですが、近隣と大きく異なる色を選ぶことにを後悔するかもしれません。
屋根の塗り替えは簡単ではないため、近隣との相性を確認することは事前にしっかりと行っておくと良いです。
屋外での色の見え方を考慮する
屋外での色の見え方を考慮して色を選ぶと想像と異なる色になってしまったということが少なくなります。
色を決める際にはサンプルを見て決定しますが、そのサンプルは主に手元や室内で確認することがほとんどです。
しかし、屋根は屋外にあるため、陽光を浴びたり日陰になったりすることで、目に見える色が変わってきてしまいます。
晴れた日、雨の日、曇りの日でも同様で、晴れているとより明るく、曇っているとより暗い色に感じます。
そうした違いを考慮して、屋外で納得できる色を選ぶためには、1トーン明るい色や暗い色までイメージしてみると良いでしょう。
遮熱効果のある色もある
見た目だけでなく、遮熱効果を期待した色を選びたい方もいるかもしれません。
太陽光の反射率が高い「明るい色」ほど、遮熱効果が得られやすいとされています。
最も遮熱効果が高い色は「白」です。
屋根があまり目立たない場合や遮熱効果を重視したい場合は、明るい色や白色にすることもおすすめです。
屋根塗装で人気の色

ブラウン
ブラウン系の外壁との組み合わせでは、明るめのブラウンの外壁とクラシカルなブラウンの屋根がさわやかで可愛らしい印象になります。
また、ダークブラウンの外壁とダークグレーの屋根は、大人な雰囲気にぴったりです。
さらに、赤茶系ブラウンの外壁にグリーンの屋根を合わせると、重厚感の中に遊び心が漂います。
ベージュ
ベージュ系の外壁は落ち着きのある風合いで好まれています。
ベージュの外壁とチョコレートブラウンの屋根の組み合わせは、赤味のあるブラウンの屋根で少し遊び心を取り入れたさわやかな雰囲気に仕上がります。
また、ベージュの外壁とダークグレーの屋根は、重厚感を与えた大人の佇まいになります。
イエロー
イエローの外壁は元気なイメージがあります。
赤茶色の屋根を合わせると、パキっとした印象に白を取り入れた欧風の雰囲気になります。
また、淡いクリーム色の外壁とダークブラウンの屋根は、優しい雰囲気と重厚感を兼ね備えています。
ブルー
ブルー系の外壁にはブラウンがおすすめです。
濃い目のブルー外壁にブラウンの屋根を合わせると、雨樋も茶色にしてまとまりよく仕上げられます。
薄めのブルー外壁に濃いめのブラウン屋根を選ぶと、洋風テイストも入った素敵な外観になります。
濃厚色
濃厚色の外壁には、バランスと好みを考慮して色を選ぶことが重要です。
例えば、ダークグレーの外壁には、サッシの白がアクセントになっています。
ネイビーの外壁とグリーンの屋根の組み合わせも馴染みが良く、アースカラーなのでおすすめです。
ツートンカラー
ツートンカラーの外壁はおしゃれで、屋根の色選びも重要です。
ホワイト×グリーンの外壁にシルバーグレーの屋根やホワイト×ブラウンの外壁にグリーンの屋根など、色の組み合わせでさまざまな雰囲気を楽しめます。
ホワイト×グリーンの外壁にグリーンの屋根は、さわやかさを突き詰めた洋風の外観で、植物を育てるのが好きな方にもおすすめです。
暗い色がおすすめの理由

安定感や高級感を生む
屋根の色といえばグレーや黒、ダークブラウン系など暗めの色が選ばれる事が多く、今現在の屋根は暗色系、ご近所を見渡してみても濃く暗い色の屋根がほとんどという方が多いです。
昔ながらの和瓦に黒、グレー、いぶし銀が多かったことの名残でもあると思いますが、多くの方が屋根には暗めの色を選びがちです。
薄く明るい色が多い外壁とのバランスがとりやすく、家全体の配色にメリハリができます。
屋根塗装の際にあまりこだわりのない方や迷って決められない方でも暗めの色にしておけば間違いありません。
暗い色は汚れが目立つ
屋根の色として暗い色を選ぶ理由に汚れが目立たないという事があるかもしれません。
しかし、屋根塗装直後はピカピカで発色も良いのですが、日々紫外線や雨風にさらされることで塗膜は劣化します。
まず現れるのが色褪せで、元々が濃い色である方が色褪せは目立ってしまいます。
暗い色は色褪せが目立ってしまう
塗膜が劣化すると撥水性も低下してきます。
特に屋根材がスレートやセメント瓦など水を吸収する素材の場合、発生しやすいのが苔や藻です。
この苔や藻は茶色や黄色っぽく見えるものが多く、これが暗い色の屋根につくと目立ちます。
明るい色に塗装したとしても同じように色褪せ、苔、藻の発生が起こりますが、暗い色だからといって必ずしも汚れが目立たないかというとそうでもありません。
色選びで後悔しないようにするコツ

カラーシミュレーションで確認する
塗装業者や塗料メーカーのウェブサイトなどで、カラーシミュレーションが可能です。
使用するパソコンや機器によって表現できる色域が異なるため、実際の仕上がりとは若干違うかもしれませんが、だいたいのイメージを確認するのに役立ちます。
例えば、日本ペイントではカラーシミュレーション機能を提供しています。
塗装業者に希望する色を正確に伝える
イメージする希望の色を口頭で正確に伝えることは難しいです。
業者と一緒にカラーシミュレーションを行ってイメージを伝えたり、近隣に希望する色で塗装された建物があれば、業者に見てもらうとイメージの色が伝わりやすいです。
親切な業者なら、施工事例や近隣の施工例を見せてくれることもあります。
色の見え方を理解する
色の見え方は、面積効果以外にも、周囲の環境や条件によって変わります。
晴れた日と曇った日では色が異なって見え、背景色や隣り合う色の影響で違った印象を与えることもあります。
同じ色の塗料を使用しても、外壁や屋根の素材によっても見え方が変わります。
色の知覚には個人差があることも理解しておきましょう。
見る人の年齢や健康状態、心理状態によっても色の見え方は異なります。
上記の理由から希望する色を完璧に表現するのはかなり難しいです。
まとめ
今回は、屋根塗装の色の選び方について紹介しました。
屋根塗装の色の選び方について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
紹介した内容を参考にして屋根塗装の色の選び方に関する知識を深めて下さい。
外壁塗装の色の選び方について知りたい方はこちらをご覧下さい。