2023/08/01
屋根塗装の30坪の費用相場を知っていますか?
屋根塗装の30坪の費用相場についてあまり知らないという方が多いと思います。
そんな方向けに屋根塗装30坪の費用相場について詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、屋根塗装30坪の費用相場からみていきましょう。
目次
屋根塗装の30坪の費用相場とは?
屋根塗装の30坪の費用相場は「30万円〜60万円」です。
屋根塗装を検討している方は、金額は大まかな目安として参考にして下さい。
実際の費用は、屋根の広さや使用する塗料によって異なります。
塗装工事を行う際には、必ず業者に家に合わせた見積もりを依頼することが重要です。
正確な費用を把握し、安心して工事を進めるためにも必要な手順となります。
屋根塗装の費用の詳しい内訳

塗装作業代金
屋根塗装において材料費のメインとなるのが塗料代です。
4つの費用項目の中でも比較的大きな割合を占める塗料代は、30坪の住宅で10万円〜17万円程度が相場となっています。
この金額の幅は使用する塗料の種類によって変動します。
それぞれの塗料には耐用年数の違いによってグレードが分かれており、長持ちする塗料ほど単価も高くなるからです。
塗料の種類については後述していますが、頻繁に使用されているものとしては、「ウレタン塗料」「シリコン塗料」などがあり、単価は1,400~4,800円/㎡程度と幅広いものとなっています。
足場代金
足場代の平均相場は15万円〜20万円程度となっています。
ほとんどの家において、安全に屋根塗装を行うためには足場の設置が必要不可欠となっており、その分足場代も費用の中で大きな割合を占めます。
また、費用単価は700〜1,000円/㎡程度です。
足場を設置するために必要な面積は、家の形状によって変動しますが、30坪の家では概算で250㎡程度の目安となっています。
人件費
人件費は、作業を行う職人や営業担当者への対価です。
目安としては「人数×工事日数」によって計算することができ、相場は2万円〜3万円/人程度となっています。
ただし、この計算は依頼する業者先によって異なるため、条件次第で変わります。そのため、見積もりの計算方法について分からなければ、問い合わせるか、もしくは他の業者との比較で判断するようにしましょう。
付帯費用
付帯費用は、屋根塗装の他に追加で修理が必要となる費用です。
例えば、雨どいの交換、雨漏りの修理、業者への手数料などがあります。
この費用は、人件費と同じく、屋根の状態や業者の提案によって20万円~100万円ほど大きく変わってくることもあるため、「どこまで修理するのか」「その工事が本当に必要なのか」「業者の手数料は適正なのか」など、検討するようにしましょう。
屋根塗装の費用が相場より高くなる理由

屋根の数が多く面積が大きい
家が大きいほど、それだけ屋根も広くなり、多くの塗料が必要になるため、工事費用が増えます。
屋根の大きさを表す基準として床面積を計算し、それに基づいて屋根面積を求めます。
屋根勾配が急
家の床面積と屋根面積は一致しません。
多くの家の屋根には勾配(傾き)があり、屋根の勾配が「緩やか」か「急」かによって屋根面積が変わります。
同じ床面積でも屋根の勾配が急な場合、屋根面積が大きくなり、相場が上がることがあります。
屋根の劣化が激しい
屋根塗装によって劣化を防げる場合もありますが、塗装だけでは修復できない場合があります。
屋根材の割れ、陥没、雨漏りなどの問題がある場合、塗装だけではなく付帯工事や修理が必要になります。
特に屋根の土台に問題がある場合は、全面リフォームが必要になり、屋根塗装だけの費用よりも多くの費用がかかることがあります。
デザインが変わっている
デザイン性の高い家では、幕板、帯板、その他飾り部材があればそこも別途塗装が必要です。
塗り分けるための手間がかかりますし、別の色の塗料も必要になります。
おしゃれな家に住んでいる分、普通の家より多少費用がかかるかもしれませんが、新築時のデザインを活かすために必要なところですので、ぜひ知っておいてください。
費用をできるだけ安くする方法

外壁と屋根をまとめて工事する
外壁と屋根を同時にリフォームすることで、約10〜20万円の費用削減が可能です。
屋根塗装や外装工事では、足場を組む必要があり、その設置にはおおよそ10〜20万円の費用がかかります。
しかし、屋根と外壁を同時にリフォームすれば、足場費用が1回で済み、コストを抑えることができます。
補助金や助成金の活用を検討する
自治体によっては、屋根塗装の費用を補助金や助成金で節約できる場合があります。
居住地の地域に補助金(助成金)制度があるか調査しましょう。
補助金(助成金)の交付決定までに時間がかかる場合もあるので、業者との契約前に確認することが大切です。
塗装業者が余裕のあるタイミングで依頼する
予算を節約したい場合は、春や秋ではなく、夏や冬に工事を依頼することをおすすめします。
外壁塗装工事は通年行われますが、春と秋がリフォームシーズンとされています。
したがって、夏や冬は塗装業者にとって閑散期となり、工事を契約してもらうために値引きしてくれる可能性が高まります。
正しい金額の見積もりをもらうためのコツ

複数業者に見積もりをとる
見積もりをとる際は、特定の業者に限定せずに複数の業者を検討するのがおすすめです。
複数の業者に見積もりをとり、いわゆる「相見積もり」を行うと良いです。
複数の見積もりをとる事で、屋根塗装の相場感をつかむと共にリーズナブルな業者を選ぶ事ができます。
見積もりをとる際に点検を怠らず、写真報告を求めることも重要なポイントです。
点検が終わったらしっかりと報告してもらう
点検を受けたら、その報告も丁寧にしてもらう必要があります。
点検写真はできるだけ多く撮影してもらうと安心です。
50〜100枚以上になることもありますが、しっかり全てもらいましょう。
一部の劣化箇所だけを写真に撮って報告書を作成する業者も存在しますが、それでは不十分です。
なぜなら、見えない場所や気づかない箇所で手抜きが行われる可能性があるからです。
本当にメンテナンスが必要な箇所を見逃してしまい、そのまま工事を進めてしまうと結局家が傷んでしまいます。
写真があれば、補修が必要なのか、どんな施工をするのかという詳しい見積もりが可能です。
工事の品質をより良くするために、点検の報告は詳しくしてもらうことが重要です。
現地に点検にきてもらう
見積もりを作成する際の点検は、60〜90分程度じっくりとしてもらう事をおすすめします。
なぜなら、家ごとに造り、環境、立地条件が異なるため、気づきにくい小さな劣化症状などを見逃してしまうと、本来必要な工事や補修ができなくなるからです。
20分や30分の点検では、大まかな大きさを測る程度で、本当に質の良い工事のための見積もりは作成できませんので、注意が必要です。
きちんと正確な点検診断を行い、本当に必要な部分の見積もりを取りましょう。
まとめ
今回は、屋根塗装の30坪の費用相場について紹介しました。
屋根塗装の30坪の費用相場について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
紹介した内容を参考にして屋根塗装の30坪の費用相場に関する知識を深めて下さい。
助成金について知りたい方はこちらをご覧下さい。