外壁塗装の色選びにお困りではないですか?色選びのポイントを紹介します!

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外壁塗装の色選びでは、満足できる色選びをしたいという方がほとんどでしょう。
ただし、「色選びの知識やセンスが全然ない」「色選びに失敗したらどうしよう」などと色選びへの不安はたくさんあるでしょう。
そこで今回は、外壁の色選びについて以下の5つのトピックをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

・基礎知識
・人気の単色
・人気のツートンカラー
・良くある失敗の原因
・色選びを失敗しないための対策
・色選びの流れ



□外壁塗装の色選びの基礎知識


まず、外壁塗装の色選びの時に押さえておくと役立つ基礎知識を把握しておきましょう。
基礎知識は以下の9つです。

1.時間帯や天候によって見え方が変わる


時間帯や天候によって、外壁の色合いが変わってきます。
例えば、快晴の時には外壁が明るく、曇りや悪天候の時には暗めに見えます。
また、時間帯が夕方であれば、外壁はオレンジがかった色に変化します。
そのため、インターネットやカタログで見た外壁がどの時間帯で撮影されたものかがわからないため、1つの写真だけでなく、様々な時間帯や天候のものをピックアップしておきましょう。

2.ツヤのありなしによって印象が変わる


塗料にはツヤのあるものとないものがあります。
ツヤの程度には5つあり、最もツヤがあるものは「艶あり塗料」、次いで「7分艶塗料」「5分艶塗料」「3分艶塗料」になります。
ツヤが強ければ強いほど、色が明るく光沢があるように見えます。
そして、「艶消し塗料」はツヤがない塗料です。
艶消し塗料で外壁塗装をするとマットな仕上がりになり、高級感を演出できるのです。

3.面積効果がある


面積の大きさによって色の見え方が変わることを「面積効果」と言います。
同じ色でも明るい色だと小さな面積よりも大きな面積の方が、明るく鮮やかに見えるのです。
一方で、暗い色だと小さな面積よりも大きな面積の方が暗く明度が低い印象になります。
面積効果によって、カタログで見た色味と実際に外壁の大きな面積で塗った時にギャップが生まれるのです。

4.見本やシミュレーションと差がある


色選びには、色見本やカラーシミュレーションを利用することが多いですが、これらはあくまでもイメージです。
色見本は実際の塗料で塗られているため本物の色に近いですが、先ほど紹介した面積効果を考える必要があります。
カラーシミュレーションはモニター画面や印刷で見るため、実際に塗られた外壁とのギャップが大きいです。

5.周囲の住宅とのバランスを考える


外壁塗装には、白やグレー、ベージュが多く使われています。
そのため、個性的なピンクや赤、青の色味によっては街並みから浮いてしまう可能性があります。
色が鮮やかすぎたり奇抜すぎると、場合によっては近所の方からクレームが来て、近隣トラブルに繋がるようなこともあります。

6.汚れが目立ちにくい色


外壁の色選びは好みの色を選ぶことが多いと思いますが、お好みの色がないのであれば汚れが目立ちにくい色を選ぶと今後のメンテナンスが楽になります。

ほこりや雨だれによる黒ずみには、グレーが目立ちにくいです。
コケや藻には、ホワイト系よりも淡いグリーン系がおすすめです。
太陽光が当たりにくい方向の壁にコケや藻が発生しやすいため部分的にグリーン系の色を選ぶと良いでしょう。
田んぼや公園の近く、黄砂の影響を受けやすい地域の方は、ベージュの外壁がおすすめです。

7.色あせしやすい色


外壁は常に紫外線に晒されているため、紫外線エネルギーによって顔料が破壊されやすいです。
特に紫外線エネルギーを受けやすい色は、赤や黄色、濃いグリーン系で色あせしやすい傾向にあります。
色あせしやすい色を選ぶと、新築から数年すぎると印象が大きく変わってしまうということがあるので注意しましょう。

8.外壁に使用する色は2色までにする


外壁に4色以上の色を取り入れるとカラフルでテーマパークのような印象になりますが、一般の住宅にはまとまりがなく散らかった雰囲気になります。
外壁の色は2色までに抑えて、屋根の色も含めて3色以内にしましょう。

9.塗装できない部分を考慮する


アルミ製の窓サッシや玄関ドアの色は、塗装できないということを考慮して相性の良い外壁の色選びを行う必要があります。
塗装ができない付帯部と相性が悪い色を選ぶと、ごちゃごちゃとした印象になってしまうでしょう。




□外壁塗装で人気の単色とは?



基礎知識を把握したところで、最近の外壁の人気色をランキング順で紹介します。


・1位 ベージュ
汚れが目立ちにくい色としても紹介したベージュは温かみがあり、優しい印象になります。
また、和風やナチュラル、北欧風のようにどんなコンセプトでも相性が良いので、選ばれることが多いです。


・2位 ホワイト
ホワイトは、さわやかな印象で色々なデザインと相性が良いため人気があります。
屋根のデザインを目立たせたい方やアクセントカラーを取り入れたい方は、ホワイトを取り入れることがおすすめです。


・3位 ブラウン
ブラウンには淡い色から濃い色まであります。
淡い色の場合はナチュラルで温かみのある印象に、濃い色の場合は高級感のあるシックな印象に仕上がります。


・4位 グレー
グレーも汚れが目立ちにくい色として紹介しましたが、落ち着きや爽やかさがあることからも人気があります。
グレーの外壁ではクールで洗練された印象を演出できます。
また、グレーは鮮やかさや明度が中間的で配色がしやすいことから好みの雰囲気を選びやすいです。


・5位 グリーン
濃いグリーン系の色は色あせしやすいと紹介しましたが、爽やかなライトグリーンや淡いグリーンだと汚れが目立ちにくく、自然な色として人気があります。
淡いグリーンを使うと洋風で個性的な印象に、濃いグリーンを使うと大人っぽく重厚感のある印象に仕上げられます。


・6位 イエロー
ベージュと色味は似ていますが、ベージュよりも暖色が強く、汚れが目立ちにくくなる色です。
明るく高級感がある家に仕上げたい方はベージュよりもイエローが良いでしょう。
また、イエローを使いたいけれど、イエローだと鮮やかすぎて近所に迷惑がかからないか不安だと思っている方は、淡いイエローを使用してかわいらしい家に仕上げましょう。


□外壁塗装で人気のツートンカラーとは?

外壁は単色塗りだけでなく、「ツートンカラー」も人気があります。
ツートンカラーとは、名前の通り2色使って外壁をデザインするものです。
ツートンカラーのデザインは、1階と2階で色分けするものが多いですが、以下のようなデザインも人気があります。


・縦に色分け
・凹凸で色分け
・ワンポイントで色分け


階ごとに色分けをすると全体のバランスが良く、色々なコンセプトのデザインと相性が良いです。
縦に色分けをするとスタイリッシュな仕上がりになり、2色で塗装する錯視効果もあって家の高さを出すことができます。
また、凹凸部分を色分けすると立体的でおしゃれな印象に仕上がります。
ベランダや玄関周りに凹凸が生まれると思うので、ぜひ取り入れてみてください。
ワンポイントで色分けをすると、個性的なデザインとなり、さりげなくおしゃれさを演出できます。


次に、ツートンカラーの人気の組み合わせをご紹介します。


・1位 ベージュとブラウン
ツートンカラーの色選びは、失敗すると外壁のまとまりがなくなってしまいますが、同系色で組み合わせることで外壁のまとまりが生まれます。
そのため、どちらもナチュラルな同系色のベージュとブラウンの組み合わせが配色もしやすく人気があります。
外壁の一部を濃いブラウンにすることで、外観が一気に引き締まり立体感のあるおしゃれな仕上がりにできます。


・2位 グレーとグレー
濃淡をつけたグレー同士のがいへきは、明度差が少なく落ち着いた配色になります。
「白とグレー」や「シルバーとグレー」にしても落ち着いた印象に仕上がります。
これらの組み合わせは余計なものを引き算したデザインになるので、スタイリッシュなデザインがお好みの方におすすめです。


・3位 ベージュとベージュ
濃淡のあるベージュ同士の組み合わせは、ナチュラルな印象に仕上がり、個性的なデザインでありながらも街並みに馴染みやすいカラーなので人気があります。
さらにベージュは膨張して見えやすい色でもあるので、家を大きく見せる効果があります。


□色選びで失敗しやすい原因とは?


ここまでは外壁の人気な色について紹介してきましたが、ここからは色選びで失敗しやすい原因を紹介します。

やはり一番多い失敗は、「外壁の仕上がりがイメージと違う」ことです。
イメージと異なる原因を基礎知識のトピックを振り返りながら紹介します。

まず、天候や時間帯による光の当たり方によって色が違って見えることが原因として挙げられます。
また、面積効果によって、色見本やモニターの小さな面積で見ていた色合いと実際に大きな外壁で塗った色合いが異なることも理由の1つです。
色合いだけでなく質感も異なることがあり、仕上がりのイメージに齟齬が生まれます。


次に、汚れが思ったよりも目立ってしまったことです。
汚れが目立ちにくい色は、「ベージュ」や「グレー」ですが、好みの色を優先するがあまりに汚れが目立ってしまうという失敗です。
特に、人気な色でもある「ホワイト」はもっとも汚れが目立つ色です。
排気ガスがコケ、雨だれの黒ずみなどが目立ってしまい、外壁の美観が損なわれてしまいます。


また、「ブラック」の外壁も意外にも汚れが目立ちやすいです。
黒ずみや排気ガスなどの汚れは目立ちにくいのですが、砂ぼこりやカビの汚れはブラックの外壁に浮きやすいので目立ってしまいます。

他にも、赤や青の原色も汚れが目立ちやすく、色あせも気になるため、外壁の美観を保つには難しい色となります。

最後に失敗しやすい原因として、ドアやサッシ、屋根の色を考慮していなかったことが考えられます。
ドアやサッシは、塗装ができない部分であるため相性の良い色を選ばなければ、外壁がごちゃごちゃとして見えるため外壁の色選びに失敗してしまうのです。

それでは、外壁の色選びを失敗しないための対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

□失敗をしないための対策とは?


外壁塗装はそう簡単に塗り直せるものではないため、色選びに失敗したくないものです。
そこで、色選びを失敗しないための対策をご紹介します。


まず、面積効果への対策です。
色見本を参考にする時は、気に入った色よりもワントーン明るめの色か暗めの色を選択するようにしましょう。
明るめの色や淡い色を選択した場合は、大きな面積になるとイメージよりも明るく奇抜になってしまうので、ワントーン暗めの色を選択しましょう。


一方、暗めの色を選ぶ時には、大きな面積になるとより暗く、思っていたよりも重い印象になる可能性があるため、ワントーン明るめの色を選択しましょう。

次に、塗装会社に聞いておくと良いことを紹介します。
塗装会社は、専門知識や経験が豊富であるため、以下のことを聞いておくと外壁の色選びに失敗しにくくなるでしょう。

1.同じ色を使用した外壁が以前にあったか確認する


色見本やカラーシミュレーションと実際に外壁に塗った色のギャップを無くしたい時は、実際に塗られた外壁を見ることが一番です。
特に、個性的な色を選んだ時にはインターネットで実際に外壁に塗られた色を探すことが難しいでしょう。
そこで、施工写真があれば、仕上がりのイメージが明確にできるでしょう。
さらに、施工された住宅を実際に見に行くこともできる可能性がありますので、質問することに損はありません。

2.試し塗りができるかどうか


面積効果の影響が大きくなりすぎないように、色見本はA4ほどの大きさで見るのが良いです。
しかし、色見本だけでは不安だという場合には、より大きな面積の板に試し塗りをしてもらえるのかを確認しましょう。
在庫がある塗料の場合は、試し塗りをしてもらえる可能性があります。

3.中塗り後に色を確認できるかどうか


外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと3ステップがあり、塗料を重ね塗りしていくことで施工していきます。
下塗りには外壁と上塗り塗料を密着させる役割があり、下地の色を隠すことで仕上がりをきれいにします。
そして、中塗りと上塗りで選んだ色が実際に塗っていくステップとなります。
そのため、中塗りが完成した段階で大体の外壁の色は決まってきます。
中塗り作業中に一部の養生を外してもらい、イメージとギャップがないかを確認させてもらいましょう。


イメージと異なるため色を変更する場合は、足場解体前であれば追加の塗料代が発生しますが、色を変更することができます。
塗装会社に中塗りの段階で色を確認できるか事前に聞いておくと、スケジュールを合わせやすいのでおすすめです。

専門知識と経験が豊富な塗装会社にあらかじめ色々と聞いておくと、色選びに失敗することも少なくなりますが、質問によっては塗装会社に断られるものもあります。
ただし、答えてくれる場合がほとんどなので、一応聞いておくと良いでしょう。



​​□色選びのステップ


ここまでのトピックをおさらいしながら、色選びの流れを確認しましょう。
色選びの流れは以下の3つです。

1.街並みを散策する

近所や住宅街のある場所を散策して、外壁の雰囲気を掴むと理想の色合いを見つけられるかもしれません。
また、天候や時間帯による色のギャップを実際に見て理解できるので、街並みを散策するのはおすすめです。

2.塗装実例を見せてもらう


選んだ塗装会社に、塗装した実例を見せてもらいましょう。
どういう色の系統が良いのかを決めてから、塗装会社に実例を見せてもらうと自分好みの色味に絞り込むことができるでしょう。

また、細かい配色もチェックしましょう。
外壁だけでなく、屋根の色や素材に違和感がないのか、外壁のツヤがどのくらいなのかなどをチェックしておくと、ご自身の外壁に反映させることができます。

3.色見本で色を確定させる


自分好みの色を厳選できたら、色見本で実際にどの色が良いのか見てみましょう。
ここでのポイントは、自然な光の元で色見本を見ることです。
室内の人工的な光と自然光では色の見え方が変わってくるので、外に出て色を確認しましょう。

また、時間帯や天候を変えて確認することも忘れないようにしましょう。
もし、色選びに悩んだ時には、塗装会社にも色の確認をしましょう。
塗装会社は経験が豊富なので、どちらの色がイメージした色に近いのかを知る参考になります。




◻︎まとめ


今回は、色選びの基礎知識やポイントなど6つのトピックでご紹介しました。
色選びで重要なポイントは以下の通りです。

・面積効果を考慮する
・ツヤあり・ツヤなしの確認
・付帯部や屋根とのバランスの確認

また、ご自身のお気に入りの色がないけど、外壁の色選びは失敗したくないという方は、人気な色を選ぶと失敗が少ないということを参考にしてください。
当社では、愛媛県松山市を中心に国家資格でもある一級塗装技術士が確かな経験と知識を持って外壁塗装を実現いたします。
色選びについて不安なことがあれば、当社までお気軽にお問い合わせください。