2023/06/20
外壁塗装でムラができる原因を知っていますか?
外壁塗装でムラができる原因についてあまり知らないという方が多いと思います。
そんな方向けに外壁塗装でムラができる原因について詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、外壁塗装でムラができる原因からみていきましょう。
目次
外壁塗装でムラができる原因とは?

下地処理に問題がある
外壁の塗装には、基本的に3段階の塗り工程が必要です。
最初の段階である下地処理は、外壁を洗浄し、下地の処理が完了した後に行われます。
下地専用の塗料を使用して、外壁と塗料がしっかりと密着するようにします。
下地処理が不十分な場合、中間塗装の塗料が下地に吸収されてしまい、色ムラが生じます。
ムラを防ぐためには、下地の状態を確認し、下地処理の吸収が停止しない場合は、何度も下地処理を繰り返すことが重要です。
適切な下地処理を行うことにより、後続の中間塗装と上塗りがよりしっかりと定着し、塗装の耐久性が向上します。
下地処理は非常に重要な工程であると言えるでしょう。
中間塗装や上塗りの工程でムラができた
中間塗装は、塗料の防汚性、防水性、防カビ性などの機能を発揮するために適切な厚みで塗布されます。
しかし、経験豊富な職人であっても、一度の塗装で完璧な仕上がりをすることは非常に難しいです。
中間塗装では、小さな色ムラなどが発生することがあります。
そのため、上塗りが必要になります。
上塗りは中間塗装よりも薄く塗布され、美しい仕上がりを重視します。
中間塗装と上塗りでは基本的に同じ色が使用されます。
塗り忘れを防ぐため、別の色を使用する場合もありますが、中間塗装の色が上塗りに比べて濃い場合は、色が透けてしまい、色ムラの原因となる可能性があります。
塗料の使用方法のミス
塗料には、塗布量や塗装回数、希釈率など、細かい施工マニュアルが定められています。
塗装業者はこのルールに従って施工を行います。
特に希釈率は重要です。
塗料は、水やシンナーで希釈して使用しますが、施工マニュアルだけでなく、気温や湿度、塗り方(ローラー塗りまたは刷毛塗り)など、さまざまな要素を考慮しながら希釈率を正確に調整します。
これは職人の経験と技術が求められる部分です。
ムラのない塗料の均一な混合は、熟練した技術が必要とされます。
十分な乾燥時間の不足
外壁の洗浄後や塗料の塗布後、雨などで外壁が濡れている場合は、十分な乾燥時間を確保しないと次の工程に影響を及ぼしたり、施工上の問題が発生する可能性があります。
施工業者の技術不足
以前は塗装に刷毛が使用されており、職人の腕によって外壁の仕上がりが左右されていました。
現在では、ペンキをローラーで塗る方法が一般的となり、職人の負担も軽減されました。
ローラーを使用することで、塗料を均一に塗ることができ、色ムラが発生しにくくなりました。
便利なスプレーも登場し、簡単に塗装することができます。
便利な道具が利用できるようになったとしても、技術力は依然として重要です。
ローラーでの塗布には技術が必要であり、均一な塗料の塗布量を保つことができないと結果としてムラが生じることもあります。
スプレー塗装は、適切な距離から一定量の塗料を吹き付ける技術が必要でなければ、ムラが発生してしまう可能性があります。
施工業者の手抜き
下地処理と上塗りの2回塗りだけで提案された場合は、手抜きをする業者や悪徳業者と判断しても良いです。
外壁塗装は3回塗りが基本であり、それぞれの工程には重要な役割があります。
どの工程も省略することは絶対にしてはいけない事です。
外壁塗装でムラができた時の解決方法

業者に塗り直しを頼む
ムラを塗り直すには足場が必要です。
できるだけ早く、足場が設置されている間にムラがないかをチェックし、業者に相談しましょう。
追加の費用をかけずに済ませるためには、早めの対応をする必要があります。
消費者センターに相談する
悪質な業者は、塗り直しを拒否することもあります。
このような場合でも、黙ってあきらめるのではなく、第三者の機関に相談してみましょう。
外壁塗装でムラがあった場合は塗り直してもらえるの?

多少のムラがある場合は再度施工してもらえない可能性が高い
多くの塗装職人は日々技術を磨き、完璧で美しい仕上がりを目指しています。
しかし、外壁塗装は人の手によって行われるため、多少ムラが生じてしまうこともあります。
多少のムラとは、外壁を異なる角度から見るとムラが目立つ、強い光が当たった際にムラが目立つなどです。
このようなムラは、ある程度は仕方のないものとされており、再度施工してもらうのは難しいと考えられています。
明らかなムラがある場合は再度施工してもらえる
どの角度から見ても明らかなムラが存在する場合は、再度の施工を依頼することができます。
明らかなムラが見受けられる、塗装箇所によって塗料の厚みに明確な違いがあるなどです。
上記の状況なら多くの塗装業者が再度施工してくれる可能性が高いです。
外壁塗装のムラを防ぐ方法
外壁の塗装には、下地塗り、中塗り、上塗りの塗料を全て変更し、色のムラや塗り残しを防ぐ方法があります。
この方法のメリットは、素人でも手抜きがないか簡単に確認できることです。
中塗りと上塗りの色は基本的に同じにする必要があります。
中塗りの色が透けて見えないように塗料の選択には注意が必要です。
塗料の種類が増えるため、費用も増えます。
数年後に外壁が劣化し始めても、中塗りと上塗りが同じ色であれば、上塗りが少し剥がれても目立たないでしょう。
しかし、中塗りと上塗りの色が異なる場合、劣化した際に中塗りの色が目立ってしまうことがあります。
悪質な業者に要注意
不誠実な業者は責任を負わずに逃げることもあります。
悪質な塗装業者は本来、美しい仕上がりのための技術や経験がなく、メーカーの定める範囲を超えた薄め塗料で仕事をし費用を削減します。
塗装が終わった後に十分な乾燥期間を置かずに次の塗装に進み、人件費を節約する
といった利益優先の手抜き工事を行うため、ムラや他の施工不良が頻繁に起こります。
悪徳業者は無料の塗り直しや修理を行ってくれることは期待できず、そのような業者とは工事完了後に連絡が取れなくなることも多いです。
施工ミスだらけの外壁塗装を放置すると、建物に重大な損害をもたらすため、すぐに自己負担で再塗装を行わなければなりません。
業者を選ぶ時は、地域で、どれほどの実績があるかを確認しましょう。
これは、ホームページやパンフレットなどから情報を集めることができます。
その業者がどれくらいの数の施工を行っているか、実績を調べることで信頼性を確認できます。
新規の顧客だけでなく、リピーターからも多くの施工を受注しているかも確認しましょう。
その業者の信頼度や満足度を示す重要な要素です。
リピーターが多いということは、顧客満足度が高いことを意味します。
さらに、業者がどれだけ徹底した施工管理を行っているかも重要です。
施工管理は、工事の品質やスケジュール管理に直結します。
信頼できる業者は、徹底した施工管理を行っており、施工の品質を確保するために努力しています。
まとめ
今回は、外壁塗装でムラができる原因について詳しく紹介しました。
外壁塗装でムラができる原因ついて詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
紹介した内容を参考にして外壁塗装でムラができる原因に関する知識を深めて下さい。
業者の選び方について詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。