屋根塗装の意味がないのは何故!?屋根塗装をする意味がない屋根を紹介

屋根塗装をする意味がない屋根を知っていますか?

屋根塗装をする意味がない屋根をあまり知らないという方が多いと思います。

そんな方向けに屋根塗装をする意味がない屋根について詳しく紹介します。

すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。

屋根塗装をする意味がない屋根


日本瓦の屋根

日本瓦は非常に丈夫で、50年以上も使える耐久性があり、衝撃などで割れることがないため、長く使い続けることができます。

劣化していない屋根

屋根材に塗られている塗装も劣化しておらず、雨漏りの心配もない屋根は、無理に塗装する必要はありません。

ただし、塗装の要否を判断する際には年数だけでなく、専門的な知識を持つ業者に診断してもらうことが大切です。

劣化している屋根


塗装剥がれ

屋根材の塗装がはがれてしまっている場合、単に上塗りするだけでは解決しません。

古い塗装と一緒に剥がれてしまう可能性があります。

塗装の剥がれ具合や古い塗装と新しい塗装の相性に精通した職人に依頼する必要があります。


・ひび割れ

コンクリート製のスレート屋根材は水分をよく吸収します。

多くの水分を含んだスレート材が凍ると内部の水分容積が増え、割れる可能性があります。

さらに、温度変化や工事時の踏みつけによってもひび割れが生じます。

劣化が深刻な場合は、一時的な補修を行ってもすぐにひび割れが戻ることがあります。

そのような場合は、屋根塗装を行う前に屋根を葺き替えることを検討する必要があります。


・層割れ

スレート屋根材が劣化すると、パイ生地のような層割れが発生することがあります。この層割れは修復が難しく、防水効果も失われてしまいます。

層割れは補修が不可能で、全体に広がってしまい、屋根全体の葺き替えが必要になる場合もあります。


・反り

スレート材やその他の板状の屋根材は、熱の変化などによって材質が劣化し、反り上がることがあります。

ひび割れや層割れと同様に屋根材自体の劣化が進んでいる状態です。

劣化が進行している場合は、屋根塗装を行っても劣化を止めることはできません。そのため、屋根塗装を検討する前に屋根の葺き替えについても考慮しておく必要があります。


・パミールを使用した屋根


ニチハのパミールというスレート屋根材を使用した屋根には注意が必要です。

1996年から2008年まで製造されたスレート屋根材は、約10年経過すると層割れやひび割れが生じて崩れてしまうことがあります。

ニチハのパミールを使った屋根を塗装しても品質が改善されることはないため、葺き替えやカバー工法を検討する必要があります。

スレート屋根は、安価で使い勝手が良いため、広く普及していますが、1990年代に製造されたものにはパミール以外にも品質の悪いものがいくつかあります。

素人では見分けが難しいため、適切な屋根の劣化診断ができる塗装業者に相談することが重要です。

屋根塗装で失敗しない方法


劣化診断をしてもらう

屋根塗装を頼む場合は、外壁や塗装が必要な箇所を調査して一般的には「現地調査報告書」というものを提供してもらいます。

調査の際には屋根も点検してくれることがほとんどです。

塗装業者としては、多くの箇所を塗装して利益を得たいため、屋根の塗装も提案してきます。

重要なのは無意味な屋根塗装を行おうとする業者や適切な劣化を見抜けない業者には注意が必要という事です。

対策としては、塗装工事を頼む依頼主側も基本的な知識を持ち、調査の際には塗装業者に質問や提案をすることが重要です。

屋根の塗装が必要ない場合には積極的に質問し、屋根の葺き替えやカバー工法の必要性についても確認しておきましょう。

大切なのは、専門知識を持ち合わせた信頼性のある業者を選ぶことで、屋根塗装の際に効果的な施策を実施することができるという点です。

葺き替え工事をする

屋根の構造は「下地」「野地板」「防水シート」「屋根材」の順で重ねられています。

屋根の葺き替えとはこれらを交換する工事のことです。

葺き替え工事の中でも下地から野地板、防水シートを含むすべてを交換する「全面葺き替え工事」と傷んでいる場所だけを交換する「部分葺き替え工事」があります。

カバー工法で工事をしてもらう

カバー工法とは、スレート屋根の上に防水シートを敷き、その上に軽量な金属製屋根材や耐久性の高いアスファルトシングと呼ばれる屋根材を被せる(カバーする)工法のことです。

この方法は、古い屋根材を撤去したり廃棄する費用が不要であり、工期も短縮されます。

そのため、全面葺き替えに比べて費用を節約することができます。

カバー工法にはヒビや割れ、錆にも強い特長があり、耐久性も高いのがメリットです。

適切な業者を選ぶ

屋根塗装に関する知識を豊富に持っていても、実際の業者が良くなければ望む結果を得ることは難しいです。

屋根塗装において最も重要なのは、良い塗装業者を選ぶことです。

屋根塗装工事は、頻繁に行うものではなく、知識や口コミがない中で、良い業者を見極めることは簡単ではありません。

ホームページを見る

業者に依頼する前に、ホームページを持っている塗装業者であれば内容を確認しておくと良いです。

ホームページに載っているからと言って内容がすべて信頼できるわけではありません。

悪質な業者は嘘を書いている場合もあるので注意しましょう。

ホームページではその塗装業者がどのような方針で、何を大切にして塗装を行っているのか、得意な施工はどのようなことかなどを知ることができます。

また施工実績を載せている場合もあるので、それが事実かどうかの確認も含めて信頼性を確かめる判断材料にします。


資格と認定証の確認をする

屋根塗装の信頼性を確かめるためには、屋根塗装に関連する資格を持っていたり、認定されているか確認する必要があります。


資格や認定証には、以下のようなものがあります。


塗装技能士の1級と2級があります。

国家資格であり、塗装職人の技能を証明するもので、塗装に関する知識を問う学科試験と実技試験に合格した職人が取得できる資格です。

塗料メーカーの認定証も重要です。

塗料は多種多様な化学薬品を含んでいるため、適切な使用方法や組み合わせが必要です。

適切でない場合、本来の性能が発揮されず、悪い反応を起こして塗膜が剥がれ落ちることもあります。


そのため、塗料メーカーは自社の塗料を適切に取り扱える信頼できる塗装業者に対して、特別な認定証を発行しています。

この認定証は簡単に入手できるものではなく、各塗料メーカーは信頼性を確認する厳格な基準をクリアした塗装業者に対してのみ、認定証を与えています。

資格や認定証で塗装業者の実力や信頼性を確認することができるので必ず依頼前に確認しましょう。

複数の業者と比較する

良質な業者を選ぶためには、比較が不可欠です。

1つの業者の提案に耳を傾けるだけでは、その案が自分や家に適しているかどうか分からないことがあります。

適正な価格で提供してくれる信頼性のある業者かどうかを確認するのは簡単ではありません。

複数の業者に見積もりを依頼し、劣化診断などを行って、その内容を比較することで、適切な業者を見つけ出すことができます。

あまり多くの業者を比較すると逆に混乱してしまう可能性がありますので、2〜3社程度で十分です。

まとめ


今回は、屋根塗装をする意味がない屋根について詳しく紹介しました。

屋根塗装をする意味がない屋根について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。

屋根塗装をする意味がない屋根に関する知識を深めて下さい。
業者の選び方について知りたい方はこちらをご覧下さい。

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