2023/07/16
外壁塗装の訪問販売のトラブル事例を知っていますか?
外壁塗装の訪問販売のトラブル事例をあまり知らないという方が多いと思います。
愛媛県松山市の方向けに外壁塗装の訪問販売のトラブル事例について詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、外壁塗装の訪問販売のトラブル事例からみていきましょう。
目次
外壁塗装の訪問販売のトラブル事例とは?

点検という程で尋ねてくる
相談件数の最も多いトラブルは、点検商法と呼ばれる手法によるものです。
点検商法とは、訪問販売業者が「無料でお宅を点検しています」という名目で挨拶にやってくる行為です。
この手法は、詐欺などでも頻繁に使われる手口の一つです。
この手法のポイントは、「この地域で」という言葉と「あくまでも点検で回っている」というアピールです。
「この地域で」という言葉は、自分の家だけでなく近隣の家も点検していることをほのめかすことです。
この安心感から、無料で点検を受けることを許してしまいます。
その結果、営業担当者は点検の必要性を知っており、訪問する事が多いため、外壁のヒビやチョーキング現象(外壁を触ると手が白くなる現象)などを見せて、すぐに塗装しないと大変なことになりますと脅迫して営業活動を行います。
しかし、外壁のヒビやチョーキングについては、早急にメンテナンスしなければならない事は非常に稀であり、多くの家庭である程度の劣化現象は見られます。
営業ではなく点検で回っていますという言葉は、消費者の警戒心を和らげるためのテクニックです。
しかし、実際には点検から営業に移るわけですが、特定商取引法第3条「訪問販売における氏名等の明示」では、訪問販売業者は最初に挨拶する際に営業目的で訪問していることを明示しなければなりません。
挨拶の時点で営業目的で訪問していない業者は、違法業者である可能性が高いです。
シロアリ駆除と称して床下の点検から外壁塗装の販売を行う手法もあります。
モニター商法
モニター商法とは、営業担当者がこの地域では実績が少ないのでモニター価格で塗装しますという名目で営業を行う手法です。
この手法のポイントは、正当な理由を装いながら安い価格で提供することによって、価格に疑問を抱かせないことです。
見積書においても、通常価格から数十万円値引きしている可能性があります。
モニター商法に似た手法では、キャンペーンをうたって挨拶に訪れる業者も存在します。
大幅な値引きには注意が必要であり、それは塗装回数の誤魔化し(必要なのは3回塗装なのに2回しか塗らない)や工期の無理な短縮(適切な乾燥期間をとらずに高圧洗浄や下塗り、中塗り、上塗りを行う)により、塗膜の早期劣化の問題につながる可能性があります。
足場代の無料キャンペーン
現在、足場代無料のキャンペーンを実施していますと訪問販売業者は巧妙に言葉を使います。
見積もりにおいて足場代が無料になっているだけで、全体的な価格は変わっていない点にあります。
外壁塗装の相場を知らない人は、本当にお得になったと思い込んでしまうわけです。
通常、足場代は一般の家庭では20万円から30万円が相場のため、それを無料にしてしまうと業者にとっては利益が増えます。
本当にキャンペーンを実施している業者も存在するため、単純に足場代無料に釣られるのではなく、全体的な価格がお得かどうかで判断することが重要です。
判子を押すまで帰らない
押し売りの一種です。
高齢者を狙った、家に上がり込んで判子を押させるという悪質な業者も存在します。
高齢者を狙った被害は年々増えており、訪問販売員は最初は良い人のような印象を与えながら家に入り、説明が終わると高圧的な態度に変わり、判子を押させようとします。
このような悪質な業者は相場よりも高額な価格であり、さらに手抜き工事を行う可能性が非常に高いのも特徴です。
しかし、高齢者への勧誘行為は、特定商取引法第7条2項によって禁止されています。
老人その他の者の判断力の不足につけこんで、訪問販売による売買契約または役務提供契約を締結させることです。
この条項には、未成年者や精神疾患者も含まれます。
不当に不安を煽る
壁を触ってチョーキング現象(塗膜が劣化して白い粉が付く症状)が手につく、外壁にヒビ(クラック)があるなどと指摘し、すぐに外壁塗装をしないと雨漏りやシロアリの被害が大変なことになるなどと不安を煽るのも、訪問販売業者がよく使う手口です。
確かに、チョーキング現象や外壁のヒビは劣化の症状ですが、それらが見られたからと言ってすぐに建物に問題が生じるわけではありません。
外壁にカビやコケ、藻なども劣化の症状として、訪問販売業者が不安をあおるトークに組み込む単語です。
訪問販売時に聞くオリジナル塗料とは?
訪問販売業者が頻繁に利用する専用の塗料とは何か分からないという方が多いと思います。
専用の塗料とは、外壁塗装業者が自社独自で開発し、製造している塗料のことです。
通常、外壁や屋根の塗装では、主要な塗料メーカーである日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研などの製品を使用することが一般的です。
専用の塗料は、これらの大手メーカーから仕入れずに、業者自身が製造、販売するために開発した塗料です。
一般的に専用の塗料は他の業者には卸さず、その業者自体が使用するために製造されるため、専用の塗料と呼ばれます。
なぜ訪問販売業者が大手メーカーから塗料を仕入れずに自社で開発するのかというと利益を最大化するためです。
大手メーカーから仕入れる場合には、塗料の製造コストも含まれて価格に反映されます。
自社で製造して販売することで、大手メーカーへの製造コストの支払いを削減できるため、業者は専用の塗料を開発し、販売します。
このような合理的な理由の他に悪質業者が使用する手法として専用の塗料が使われることがあります。
悪質業者が専用の塗料を使用する理由は、単に利益を追求するためです。
実際の中身は大手メーカーの塗料を使い、自社でペンキ缶やラベルを作成し、見た目を整えて大手メーカーの塗料よりも高い価格で販売します。
具体的には、一般的な外壁塗装で使用されるシリコン塗料のグレードにも差があります。
溶剤系の2液型のシリコン塗料と水性シリコン塗料では、価格に2倍の差がありますし、耐候性が弱くUV非対応の塗料も存在します。
悪質業者は、自社で開発しているので格安ですと宣伝し、実際には塗料を希釈しているだけの場合もあります。
専用の塗料を使用する目的は、利益追求であることは間違いありませんが、それが消費者のために本格的な開発に努めているのか、単なる手抜きで利益を追求しているのかは、それぞれの業者によって異なるため注意が必要です。
まとめ
今回は、愛媛県松山市の方向けに外壁塗装の訪問販売のトラブル事例について紹介しました。
外壁塗装の訪問販売のトラブル事例について、詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
外壁塗装の訪問販売のトラブル事例は、点検という程で家に尋ねてくる、モニター商法、足場代無料キャンペーンなどです。
話の中に出てくるオリジナル塗料とは、外壁塗装業者が自社独自で開発し、製造している塗料のことです。
なぜ訪問販売業者が大手メーカーから塗料を仕入れずに自社で開発するのかというと利益を最大化するためです。
紹介した内容を参考にして外壁塗装の訪問販売のトラブル事例に関する知識を深めて下さい。
良い営業マンを見抜くコツについて知りたい方はこちらをご覧下さい。