2023/07/11
外壁塗装50坪の費用相場を知っていますか?
外壁塗装50坪の費用相場についてあまり知らないという方が多いと思います。
そんな方向けに外壁塗装50坪の費用相場について詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、外壁塗装50坪の費用相場からみていきましょう。
目次
外壁塗装50坪の費用相場とは?
50坪の家の外壁塗装にかかる費用は、通常で言えば90万円から130万円ほどです。
一般的な相場は117万円となっています。
この費用には、足場の設置費用や高圧洗浄、養生、飛散防止ネット代、そしてその他の諸経費も含まれています。
外壁と屋根を同時に塗装する場合は、通常で言えば100万円から140万円ほどが相場となっています。
平均的な費用は120万円です。
おおよその費用相場の内訳
外壁塗装には、さまざまな費用がかかります。
まずは、塗料やシーリング材、養生シートなどの材料にかかる費用が全体の約20%を占めます。
職人さんや外壁塗装に関わる人々の工事代や人件費も全体の約30%になります。
足場を組むために必要な足場代が全体の約20%を占めます。
最後に、交通費や事務手数料などその他の費用が全体の約30%になります。
上記を考慮すると50坪の外壁塗装の具体的な費用相場の内訳は以下のようになります。
足場
約800~1200円/㎡
約277㎡
約221,600〜332,400円
飛散防止ネット
約150~400円/㎡
約277㎡
約41,550~110,800円
養生
約200~300円/㎡
約198㎡
約39,600~59,400円
シーリング(打ち換え)
約700~1500円/m
約198㎡
約138,600~297,000円
シーリング(うちまし)
約500~1000円/m
軒天(軒裏)
約800~1600円/㎡
約50㎡(一例)
約40,000~80,000円
雨どい
約800~1800円/m
約50m(一例)
約40,000~90,000円
雨戸
約2000~4000円/6枚(一例)
約12,000~24,000円
廃棄物処理
約10000~30000円/式
1式約10000~30000円
運搬・交通費
約10000~30000円/式
1式約10000~30000円
下地処理
約300〜2500円/㎡
約198㎡
約59,400~495,000円
高圧洗浄
約250円〜450円/㎡ 約198㎡
費用が変動する原因

塗料のグレード
塗料を選ぶ際には、安価な塗料を選べば塗装費用は低くなりますが、次回の塗り替えが必要な時期が短くなることを覚えておきましょう。
例えば50坪の住宅で最も人気のあるシリコン樹脂塗料を使用する場合、塗料代は38万円から42万円ほどとなります。この塗料を使った場合、次回の塗り替えが必要になるまでの目安は12〜15年です。
シリコン塗装
シリコン塗料は、現在外壁塗装で最も一般的に使用されている塗料です。
この塗料は価格と耐用年数のバランスが優れており、多くの商品が市場に存在しています。
シリコンのグレードによっても耐用年数が異なるため、塗り替え時には使用するシリコン塗料の耐用年数を確認することが重要です。
ラジカル塗料
ラジカル塗料は、シリコン塗料と一緒に人気があります。
価格はシリコン塗料とほとんど変わらず、耐用年数も長いため、多くの人々に選ばれています。
この塗料は外壁の耐候性に優れており、外壁塗装が劣化すると手に粉がつくチョーキング現象を抑える効果があります。
フッ素塗料
フッ素塗料は、大型ビルや公共の鉄塔などでも使用される塗料であり、比較的長い耐用年数を持っています。しかし、価格が高いため一般家庭ではまだあまり使用されていません。この塗料は防汚性にも優れており、外壁が汚れても雨で洗い流されるため、外壁を美しく保つ特徴があります。
コーキング工事の有無
外壁のコーキング工事の有無は、費用相場に影響を与えます。
コーキング工事が必要な場合、約30万円近くの費用が発生することがあるからです。
外壁の材料によっても、コーキング工事が必要かどうかが異なります。
外壁には目地が存在し、ほぼ必ずコーキング工事が必要です。
サッシ廻りや軒天廻りなど、コーキング工事が必要な場所もあります。
外壁の材料や住宅の条件によって、コーキング工事の必要な長さ(m数)は大きく変動し、要素として非常に変動が多いものです。
屋根塗装の有無
屋根塗装をするかどうかでも、費用相場は変動します。
屋根塗装をする場合、50坪の家では約30万円以上の費用がかかると考えていただければ良いでしょう。
実際の50坪の家では、屋根塗装をしていない事がほとんどです。
その理由は以下の通りです。
・屋上の陸屋根は塗装メンテナンスが必要ないため
・耐用年数の長いガルバリウム鋼板屋根が使用されており、塗装は次回に見送られることが多いため
上記の理由から、50坪の家では屋根塗装が必要な事は少ないです。
屋根塗装が必要かどうかは、屋根の劣化状態を点検して初めて分かります。
屋根塗装が必要な可能性がある場合は、そのことを考慮しておくと良いです。
屋根の材料によっても屋根塗装の必要性が変わります。
・スレート
必要
・金属屋根(トタンなど)
必要
・セメント瓦
必要
・モニエル瓦
必要
粘土瓦(陶器瓦)などの日本瓦以外
必要ではない
塗装が必要な屋根でも劣化がほとんど見られない場合は、今回は塗装不要と判断され、屋根塗装は次回に見送られることもあります。
屋根塗装の有無によって、費用相場が変わるため、注意が必要です。
50坪の外壁塗装を適正費用で依頼するコツ

複数の塗装業者から見積もりを取り寄せる
実際の塗装面積や使用する塗料、家の環境などによって費用は大きく異なります。そのため、塗装をする家の現地調査を依頼し、見積もりを出してもらいましょう。
例えば、家の形状が特殊で塗装面積が広い場合や、海辺に近い場所にある場合は、潮風への対策を施すために追加料金が発生することもあります。
そのため、無料で現地調査を行ってくれる複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
複数の業者から現地調査を受けることには時間がかかりますが、追加請求の心配もなく適正な価格で安心して仕事を任せることができます。
坪数ではなく㎡数ベースの価格を確認する
実際の塗装費用は、坪数ではなく、塗装する面積(㎡)によって決まります。
そのため、見積もりを依頼する際には坪数ではなく㎡数で価格を出してもらうようにしましょう。
同じ坪数でも塗装面積は異なる場合が多いです。
坪数で価格を設定している業者に塗装面積が広い住宅を依頼すると、追加料金が請求されたり、塗料を薄く塗るなどの手抜き工事が行われる可能性もあります。
安心して業者に依頼するためには、必ず㎡数ベースの価格を確認することが大切です。
チラシの参考価格に惑わされない
チラシに掲載されている価格は安く見えて魅力的です。
しかし、チラシの参考価格は坪数ベースであり、実際の価格とは異なる場合が多いため注意が必要です。
外壁塗装の費用は塗装する面積によって大きく異なります。
同じ坪数や塗料でも、塗装する家によって費用に差が生じることもあります。
また、チラシに掲載されている価格には足場や塗料などの費用が含まれていないため、実際に依頼すると高額になる場合もあります。
まとめ
今回は、外壁塗装50坪の費用相場について紹介しました。
外壁塗装50坪の費用相場について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
紹介した内容を参考にして外壁塗装50坪の費用相場に関する知識を深めて下さい。
お得に外壁塗装を依頼する方法について知りたい方はこちらをご覧下さい。