2023/08/19
家は毎日の生活を過ごす場所であり、唯一の家族だけの空間なので、ほとんどの人は家をきれいに保って心地の良い空間を作りたいと考えています。
しかし、劣化が次第にひどくなり、見栄えの悪さや家の不具合につながってしまいます。
外壁塗装は、外壁を守ったり見栄えを良くしたりするために定期的に行う必要があります。
外壁塗装に使用される塗料や機能には様々な種類があるので、知っておくと外壁塗装の際に役に立ちます。
今回は、外壁塗装に使用する塗料や機能を紹介します。
また、塗料の材料や選び方なども紹介するので、外壁塗装の際にぜひ参考にしてください。

ウレタン塗料は、高い密着力と塗料ののびの良さ、独特の光沢が特徴です。
施工が容易であり、他の塗料と比較して安価な点もウレタン塗料のメリットで、耐久性や防汚性などの機能面では他の塗料に劣るため、外壁塗装にはあまり使用されなくなりました。
現在では、主に雨樋や手すりの塗装など、安さと密着力を活かした用途に使用されています。
シリコン塗料は、価格と耐久性のバランスが優れており、最近の外壁塗装で広く用いられる主流な塗料です。
様々なカラーバリエーションがあるのも人気の理由となっています。
表面密度が高く、親水性があるため、汚れが付きにくく、雨で簡単に洗浄できるのも魅力です。
シリコン塗料のデメリットは、塗膜の伸縮性が低く塗膜がひび割れしやすい事で、外壁のひび割れに伴い、塗膜も伸縮できずにひび割れが生じやすくなるからです。
ひび割れが起きると、家の中に水分が浸入し、雨漏りのリスクが高まる可能性があります。
アクリル塗料の主な特徴は、経済的な価格と様々なカラーバリエーションがある事です。
また、初心者でも使いやすいため、DIYで広く活用されています。
一方で、デメリットとしては紫外線に弱いことが挙げられます。
紫外線にさらされると、塗膜の光沢が失われたり、変色したりすることがあります。
紫外線はアクリルの柔軟性を減少させる成分を分解しやすくします。
この結果、塗膜が硬くて柔軟性に欠け、ひび割れの原因になる可能性があるため、注意が必要です。
フッ素塗料は最近の塗料の開発によって生まれた特殊塗料と呼ばれる塗料です。
この塗料は、天然の石から取れるフッ化カルシウムを主成分としています。
特徴として汚れがつきにくい非粘着性や酸性雨のような酸性のものに強い耐薬品性、紫外線によって劣化しづらい耐候性が優れており、機能的に非常に優秀な塗料と言えます。
無機塗料は、炭素を含まない物質である無機物を主成分とした塗料のことです。
無機物は、紫外線によって分子の結合が破壊されないという特徴を持っているため、無機塗料は紫外線によって劣化しません。
無機物には藻やコケが繁殖しにくいという特徴もあるので外観の美しさを保つのにもおすすめの塗料です。
ラジカルとは塗料を劣化してしまう因子を表しており、ラジカル塗料とは、ラジカルを制御する酸化チタンを活用している塗料です。
一般的に塗料に含まれる酸化チタンは、紫外線に当たることで塗膜から漏れ出し、チョーキング現象を引き起こします。
ラジカル制御型の酸化チタンは、酸化チタンが塗膜から漏れ出さないため、チョーキング現象を引き起こしません。
そのため、ラジカル制御型の酸化チタンを活用しているラジカル塗料は、高い耐久力を持っています。
光触媒塗料は、この光触媒の機能を利用してセルフクリーニングの役割を果たします。
光触媒塗料に含まれる酸化チタンが、日光に反応することで外壁についた汚れを分解し、その後雨によって汚れを落とし外壁をきれいにしてくれます。
セルフクリーニング機能があり、外壁を自分で洗うという手間をかけずにきれいな状態を保ってくれるので、手間なくきれいな外観を保ちたい人におすすめです。
メリットとして他の塗料よりも耐久性が高く、現在外壁塗装に最も使われている塗料であるシリコン塗料は、10年程度が塗料の寿命と言われていますが、光触媒塗料は15年から20年の寿命を誇ります。

太陽光を反射させることで、家に太陽光が当たり続けて太陽熱によって家の外壁の表面の温度上昇を抑えられます。
外壁の表面温度の上昇が抑えられると、家の中の温度が上昇するのも抑えられるので、夏を快適に過ごす事ができ、
夏場の空調代も抑えられるので節約にもなります。
遮熱機能が太陽光を跳ね返すことによって室内の温度上昇を防ぐだけであるのに対して、断熱機能は、熱伝導を抑えることによって室内の温度の上昇と下降を防ぐことができます。
そのため、断熱機能がついている家では夏場だけでなく冬場も快適に過ごしやすいです、
断熱機能がついていれば、年中通して空調代が節約できるのでおすすめです。
弾性が強い塗料は、振動や温度変化による外壁のひび割れが起こりにくいという特徴があります。
そのため、家の近くに交通量の多い道路や踏切などがある場合は、そうでない場合と比べて外壁にひび割れが起こりやすくなってしまうので、弾性機能を付加することがおすすめです。
ひび割れがなければ水分が浸入しにくいので雨漏りの対策にもなります。
弾性機能を付加する場合、紫外線に弱い樹脂の成分を含有する材料を塗料に混ぜるので、耐候性が少し劣ってしまうというデメリットがあります。
撥水性が高いと塗膜についた雨水は水滴になりすぐに流れ落ちますが、親和性が高いと塗膜の表面についた雨水が水滴になかなかならずに薄く広がります。
そして、薄く広がると外壁についた汚れを浮かして洗い流すことができます。
そのため、親水性機能は、外壁をきれいに保つ機能を持っています。
光を利用して化学変化を起こす触媒を塗料に混ぜることで、外壁に付着した汚れを落としたり、抗菌作用を発揮したりします。
そのため、あまりメンテナンスをしなくても外観をきれいな状態で保っておけるというメリットがあります。
藻やカビは、湿度が高い場所にできやすいので太陽光の当たりにくい北側の外壁や隣家と距離が近い場合の外壁に塗装する際に、防藻や防カビ機能を付加することをおすすめします。
顔料は、カラーをつけるのに使われる材料です。
色がついている塗料にはほとんど含まれているものです。
しかし、サイディングを透明な色で塗装したい際に使用するクリヤー塗料と呼ばれる塗料には顔料は含まれていません。
さまざまな種類が存在し、それぞれメリットデメリットを持っているため、塗料の機能を決める大きな役割を担っている材料と言えます。
例として、シリコンやフッ素が挙げられます。
例えば、防腐剤や乾燥剤などが添加剤に当たります。
また、艶を調整する艶調整剤や密着性に関わる潤滑剤なども添加物です。
添加物によって塗装がしやすくなったり、塗装後の見た目が変わったりします。
なぜなら、合成樹脂には主に4つの種類があり、それぞれ特徴があるからです。
その4つの合成樹脂とは、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素を指します。
これらの合成樹脂の大きな違いは耐用年数の違いです。
基本的に、フッ素、シリコン、ウレタン、アクリルの順で耐用年数が高く、耐久性に優れていると言えます。
この耐用年数の違いは、合成樹脂自体の劣化のしにくさに起因するものです。
塗装をする際、塗料を塗りやすくするために希釈剤を混ぜます。
その際に使用するものによって水性塗料であるのか油性塗料であるのかが決まるのです。
希釈剤に水を使用した場合は水性塗料、シンナーのような有機塗料を使用した場合は油性塗料となります。
水性塗料と油性塗料には、それぞれ特徴があります。
油性塗料は水性塗料に比べると耐久力に優れているため、外壁塗装の際は油性塗料が長い間採用されていました。
水性塗料は希釈剤が水のため、シンナーの独特な匂いや引火性の危険がありません。
また、環境にも優しいという特徴もあります。
しかし、最近では、水性塗料は耐用年数が長いものや、油性塗料も弱いシンナーを活用した油性塗料が開発され、両者のデメリットが小さくなりつつあります。
どちらにもメリットデメリットが存在するのであらかじめ知っておきましょう。
1液型は2液型に比べて塗装しやすいという特徴があります。
では、1液型の方が2液型に比べて優れているのかというとそうではありません。
2液型は1液型に比べて塗装しづらいという面はありますが、1液型よりも塗料の質が高く、幅広い素材の外壁に塗ることができます。
そのため、同じ塗料であるならば、1液型よりも2液型の方が耐用年数は長くなります。
ほとんどの塗料はもともと艶がある製品です。
そこから艶調整剤をどれだけ入れるかによって艶あり、7分艶、5分艶、3分艶、艶消し、というように完成形の光沢の程度を選べます。
あらかじめどのくらいの光沢があって欲しいのかを決めておきましょう。
外壁塗装に使う塗料は、さまざまな機能や種類があると言っても、やはり色は大切な要素です。
外壁塗装の大きな役割として外壁の見た目を決めたり、家全体の雰囲気を保ったりする役割があります。
色が合っていないと、家の外観はまとまりのない雰囲気になってしまったり、周りの家から浮いてしまったりする可能性もあるのです。
塗料の色は、機能と同じくさまざまな種類があります。
同じ茶色でも、濃淡や明るさなどを変化させることで雰囲気は大きく異なるので好みが分かれるものです。
また、家の外壁に使う色は1色だけではなく、差し色にも数色使うので組み合わせは無限大です。
また、1液型と2液型の違いもあるのでそれぞれ自分に合った塗料を選びましょう。
それぞれどちらを選ぶのかによって耐久性や作業性に違いが生まれるので施工会社と相談しながら決めることをおすすめします。
防水、遮熱、断熱、弾性、光触媒機能など選択肢は多く、どの機能を付加するか非常に悩むところです。
外壁塗装をする家に必要な機能を見極めて必要な機能を付加しましょう。
そしてそれぞれの外壁材には塗料との相性があります。
外壁材によっては塗料との相性が悪い場合があり、その場合は相性の良い塗料を選ぶようにしましょう。
そしてその種類によって機能が異なり、そこからさらに塗料のタイプが分かれて塗料の特徴が変化します。
また、色や付加機能も選べるため、外壁塗装に使われる塗料は、無数に存在すると言えるでしょう。
自分に合った塗料を探すことは難しいですが、当社のような塗装に詳しい会社に相談することで自分に最適な塗料を見つけられます。
外壁塗装をしようとしている方は、ぜひ当社にご相談ください。
業者の選び方について知りたい方はこちらをご覧下さい。
しかし、劣化が次第にひどくなり、見栄えの悪さや家の不具合につながってしまいます。
外壁塗装は、外壁を守ったり見栄えを良くしたりするために定期的に行う必要があります。
外壁塗装に使用される塗料や機能には様々な種類があるので、知っておくと外壁塗装の際に役に立ちます。
今回は、外壁塗装に使用する塗料や機能を紹介します。
また、塗料の材料や選び方なども紹介するので、外壁塗装の際にぜひ参考にしてください。
外壁塗装で使用される塗料

ウレタン塗料
少し前まで、人気のある塗料としてウレタン塗料が広く使われていました。ウレタン塗料は、高い密着力と塗料ののびの良さ、独特の光沢が特徴です。
施工が容易であり、他の塗料と比較して安価な点もウレタン塗料のメリットで、耐久性や防汚性などの機能面では他の塗料に劣るため、外壁塗装にはあまり使用されなくなりました。
現在では、主に雨樋や手すりの塗装など、安さと密着力を活かした用途に使用されています。
シリコン塗料
シリコン塗料は、価格と耐久性のバランスが優れており、最近の外壁塗装で広く用いられる主流な塗料です。様々なカラーバリエーションがあるのも人気の理由となっています。
表面密度が高く、親水性があるため、汚れが付きにくく、雨で簡単に洗浄できるのも魅力です。
シリコン塗料のデメリットは、塗膜の伸縮性が低く塗膜がひび割れしやすい事で、外壁のひび割れに伴い、塗膜も伸縮できずにひび割れが生じやすくなるからです。
ひび割れが起きると、家の中に水分が浸入し、雨漏りのリスクが高まる可能性があります。
アクリル塗料
アクリル塗料の主な特徴は、経済的な価格と様々なカラーバリエーションがある事です。また、初心者でも使いやすいため、DIYで広く活用されています。
一方で、デメリットとしては紫外線に弱いことが挙げられます。
紫外線にさらされると、塗膜の光沢が失われたり、変色したりすることがあります。
紫外線はアクリルの柔軟性を減少させる成分を分解しやすくします。
この結果、塗膜が硬くて柔軟性に欠け、ひび割れの原因になる可能性があるため、注意が必要です。
フッ素塗料
フッ素塗料は最近の塗料の開発によって生まれた特殊塗料と呼ばれる塗料です。この塗料は、天然の石から取れるフッ化カルシウムを主成分としています。
特徴として汚れがつきにくい非粘着性や酸性雨のような酸性のものに強い耐薬品性、紫外線によって劣化しづらい耐候性が優れており、機能的に非常に優秀な塗料と言えます。
無機塗料
無機塗料は、炭素を含まない物質である無機物を主成分とした塗料のことです。無機物は、紫外線によって分子の結合が破壊されないという特徴を持っているため、無機塗料は紫外線によって劣化しません。
無機物には藻やコケが繁殖しにくいという特徴もあるので外観の美しさを保つのにもおすすめの塗料です。

ラジカル塗料
ラジカルとは塗料を劣化してしまう因子を表しており、ラジカル塗料とは、ラジカルを制御する酸化チタンを活用している塗料です。一般的に塗料に含まれる酸化チタンは、紫外線に当たることで塗膜から漏れ出し、チョーキング現象を引き起こします。
ラジカル制御型の酸化チタンは、酸化チタンが塗膜から漏れ出さないため、チョーキング現象を引き起こしません。
そのため、ラジカル制御型の酸化チタンを活用しているラジカル塗料は、高い耐久力を持っています。
光触媒塗料
光触媒は光を利用した化学反応を促進する仕組みのことです。光触媒塗料は、この光触媒の機能を利用してセルフクリーニングの役割を果たします。
光触媒塗料に含まれる酸化チタンが、日光に反応することで外壁についた汚れを分解し、その後雨によって汚れを落とし外壁をきれいにしてくれます。
セルフクリーニング機能があり、外壁を自分で洗うという手間をかけずにきれいな状態を保ってくれるので、手間なくきれいな外観を保ちたい人におすすめです。
メリットとして他の塗料よりも耐久性が高く、現在外壁塗装に最も使われている塗料であるシリコン塗料は、10年程度が塗料の寿命と言われていますが、光触媒塗料は15年から20年の寿命を誇ります。
外壁に使用する塗料にはこんな機能がある

遮熱機能
遮熱機能は、太陽光を反射する機能です。太陽光を反射させることで、家に太陽光が当たり続けて太陽熱によって家の外壁の表面の温度上昇を抑えられます。
外壁の表面温度の上昇が抑えられると、家の中の温度が上昇するのも抑えられるので、夏を快適に過ごす事ができ、
夏場の空調代も抑えられるので節約にもなります。
断熱機能
断熱機能とは、熱伝導を抑えて室内の温度の変化を小さくする機能です。遮熱機能が太陽光を跳ね返すことによって室内の温度上昇を防ぐだけであるのに対して、断熱機能は、熱伝導を抑えることによって室内の温度の上昇と下降を防ぐことができます。
そのため、断熱機能がついている家では夏場だけでなく冬場も快適に過ごしやすいです、
断熱機能がついていれば、年中通して空調代が節約できるのでおすすめです。
弾性機能
弾性機能は、機能を塗料に付加することで塗料の弾性が強くなります。弾性が強い塗料は、振動や温度変化による外壁のひび割れが起こりにくいという特徴があります。
そのため、家の近くに交通量の多い道路や踏切などがある場合は、そうでない場合と比べて外壁にひび割れが起こりやすくなってしまうので、弾性機能を付加することがおすすめです。
ひび割れがなければ水分が浸入しにくいので雨漏りの対策にもなります。
弾性機能を付加する場合、紫外線に弱い樹脂の成分を含有する材料を塗料に混ぜるので、耐候性が少し劣ってしまうというデメリットがあります。
親水性機能
親水性とは、水をはじく性質である撥水性と違う意味で、水との親和性が高いという意味です。撥水性が高いと塗膜についた雨水は水滴になりすぐに流れ落ちますが、親和性が高いと塗膜の表面についた雨水が水滴になかなかならずに薄く広がります。
そして、薄く広がると外壁についた汚れを浮かして洗い流すことができます。
そのため、親水性機能は、外壁をきれいに保つ機能を持っています。
光触媒機能
光触媒機能とは、セルフクリーニングや抗菌の役割を持つ機能です。光を利用して化学変化を起こす触媒を塗料に混ぜることで、外壁に付着した汚れを落としたり、抗菌作用を発揮したりします。
そのため、あまりメンテナンスをしなくても外観をきれいな状態で保っておけるというメリットがあります。
防藻や防カビ機能
防藻や防カビ機能は、塗料に機能を付加することで外壁に藻やカビが発生するのを防止する機能です。藻やカビは、湿度が高い場所にできやすいので太陽光の当たりにくい北側の外壁や隣家と距離が近い場合の外壁に塗装する際に、防藻や防カビ機能を付加することをおすすめします。
塗料の材料と様々な違い

顔料
顔料は、カラーをつけるのに使われる材料です。色がついている塗料にはほとんど含まれているものです。
しかし、サイディングを透明な色で塗装したい際に使用するクリヤー塗料と呼ばれる塗料には顔料は含まれていません。
合成樹脂
合成樹脂は、塗料にどれだけ入っているか、何が入っているかによって耐久性を左右します。さまざまな種類が存在し、それぞれメリットデメリットを持っているため、塗料の機能を決める大きな役割を担っている材料と言えます。
例として、シリコンやフッ素が挙げられます。
希釈剤
希釈剤は、顔料や合成樹脂だけでは外壁に塗ることはできないため、顔料や合成樹脂を溶かして塗れるようにするための水やシンナーなどを指します。添加剤
添加剤とは、塗料に特別な機能を付加するためのものです。例えば、防腐剤や乾燥剤などが添加剤に当たります。
また、艶を調整する艶調整剤や密着性に関わる潤滑剤なども添加物です。
添加物によって塗装がしやすくなったり、塗装後の見た目が変わったりします。
合成樹脂の違いとは?
合成樹脂は塗料を選ぶ際に最も慎重に決めるべきものです。なぜなら、合成樹脂には主に4つの種類があり、それぞれ特徴があるからです。
その4つの合成樹脂とは、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素を指します。
これらの合成樹脂の大きな違いは耐用年数の違いです。
基本的に、フッ素、シリコン、ウレタン、アクリルの順で耐用年数が高く、耐久性に優れていると言えます。
この耐用年数の違いは、合成樹脂自体の劣化のしにくさに起因するものです。
水性塗料と油性塗料の違いとは?
塗料には、水性と油性の塗料が存在します。塗装をする際、塗料を塗りやすくするために希釈剤を混ぜます。
その際に使用するものによって水性塗料であるのか油性塗料であるのかが決まるのです。
希釈剤に水を使用した場合は水性塗料、シンナーのような有機塗料を使用した場合は油性塗料となります。
水性塗料と油性塗料には、それぞれ特徴があります。
油性塗料は水性塗料に比べると耐久力に優れているため、外壁塗装の際は油性塗料が長い間採用されていました。
水性塗料は希釈剤が水のため、シンナーの独特な匂いや引火性の危険がありません。
また、環境にも優しいという特徴もあります。
しかし、最近では、水性塗料は耐用年数が長いものや、油性塗料も弱いシンナーを活用した油性塗料が開発され、両者のデメリットが小さくなりつつあります。
1液型と2液型の違いとは?
塗料は、1液型と2液型という2つの種類にも分類できます。どちらにもメリットデメリットが存在するのであらかじめ知っておきましょう。
1液型は2液型に比べて塗装しやすいという特徴があります。
では、1液型の方が2液型に比べて優れているのかというとそうではありません。
2液型は1液型に比べて塗装しづらいという面はありますが、1液型よりも塗料の質が高く、幅広い素材の外壁に塗ることができます。
そのため、同じ塗料であるならば、1液型よりも2液型の方が耐用年数は長くなります。
艶(つや)の有無
外壁塗装が完成したときの艶の有無や艶の程度は、艶調整剤によって調整できます。ほとんどの塗料はもともと艶がある製品です。
そこから艶調整剤をどれだけ入れるかによって艶あり、7分艶、5分艶、3分艶、艶消し、というように完成形の光沢の程度を選べます。
あらかじめどのくらいの光沢があって欲しいのかを決めておきましょう。
塗料の選び方とポイント
色を選ぶ
外壁塗装に使う塗料は、さまざまな機能や種類があると言っても、やはり色は大切な要素です。外壁塗装の大きな役割として外壁の見た目を決めたり、家全体の雰囲気を保ったりする役割があります。
色が合っていないと、家の外観はまとまりのない雰囲気になってしまったり、周りの家から浮いてしまったりする可能性もあるのです。
塗料の色は、機能と同じくさまざまな種類があります。
同じ茶色でも、濃淡や明るさなどを変化させることで雰囲気は大きく異なるので好みが分かれるものです。
また、家の外壁に使う色は1色だけではなく、差し色にも数色使うので組み合わせは無限大です。
塗料のタイプを選ぶ
塗料のタイプは、塗料を薄めて塗りやすくする希釈剤の違いによって油性塗料と水性塗料に分けられます。また、1液型と2液型の違いもあるのでそれぞれ自分に合った塗料を選びましょう。
それぞれどちらを選ぶのかによって耐久性や作業性に違いが生まれるので施工会社と相談しながら決めることをおすすめします。
機能性を選ぶ
塗料はさまざまな機能を付加できます。防水、遮熱、断熱、弾性、光触媒機能など選択肢は多く、どの機能を付加するか非常に悩むところです。
外壁塗装をする家に必要な機能を見極めて必要な機能を付加しましょう。
外壁材との相性で選ぶ
外壁材は1種類ではなく、モルタルやサイディングなど複数の種類が存在します。そしてそれぞれの外壁材には塗料との相性があります。
外壁材によっては塗料との相性が悪い場合があり、その場合は相性の良い塗料を選ぶようにしましょう。
まとめ
外壁塗装に使われる塗料にはさまざまな種類があります。そしてその種類によって機能が異なり、そこからさらに塗料のタイプが分かれて塗料の特徴が変化します。
また、色や付加機能も選べるため、外壁塗装に使われる塗料は、無数に存在すると言えるでしょう。
自分に合った塗料を探すことは難しいですが、当社のような塗装に詳しい会社に相談することで自分に最適な塗料を見つけられます。
外壁塗装をしようとしている方は、ぜひ当社にご相談ください。
業者の選び方について知りたい方はこちらをご覧下さい。