外壁塗装の見積もりで失敗しないための方法とは?ポイントも徹底解説!

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「外壁塗装の見積もりの際に押さえておきたいポイントを知りたい」

「外壁塗装の見積もりをしつつ、優良業者を選ぶための方法も知りたい」

という方向けに外壁塗装の見積もりで失敗しないための方法などを解説します。

外壁塗装の見積もりをする際の一般的な流れ



業者を選ぶ


まずは、外壁塗装の見積もりを依頼する業者を選びます。

業者を選ぶ際の方法として挙げられるのが、主に以下の3つです。


・インターネット

・地域の掲示板やチラシ

・近隣や友人からの紹介


インターネットで探すメリットは、自宅にいながら手軽に検索できる点です。

インターネットで検索する際は、「○○市 外壁塗装 見積もり」というように、お住まいの地域の業者を絞って調べてみましょう。

デメリットとしては、多数の業者が検索結果に出てくるため、依頼先を絞るのに手間がかかる点です。

地域の掲示板やチラシでは、地元に密着した業者を見つけられるでしょう。

地元の業者なので、工事の相談をしやすくなります。

ただし、チラシを出している業者は広告費がかかっているため、場合によっては施工費用が高めになる可能性がある点を覚えておきましょう。

近隣や友人からの紹介であれば、業者側も不適切な対応をする可能性が低く、安心して依頼できます。

また、実際に施工を依頼したことがある方からの口コミは業者選びの参考になります。

しかし、知人や友人からの紹介だと依頼を断りづらくなるケースもあるため、「複数の業者の中から選びたい」旨を伝えておくのもおすすめです。

上記の中で最もやりやすい方法で探してみましょう。


現地調査を行ってもらう

見積もりを依頼する業者が決まれば、現地調査に来てもらいます。

現地調査は立ち会いが必要となるため、スケジュールに余裕を持って予定を決めましょう。

現地調査では、外壁の状態や塗装面積などを確認します。


見積もりを出してもらう

現地調査が終わったら、結果をもとに見積もりを出してもらいます。

見積もりが出たら、見積書の内容をよく確認しましょう。

しかし、外壁塗装の見積書を目にすることが普段あまりないという方も多いのではないでしょうか。

以下にて、外壁塗装の見積書をどのように確認すればよいかわからないという方に向けて、記載されている項目を詳しく解説していきます。

ぜひ、外壁塗装で見積もりを出してもらう際の参考にしてみてください。


外壁塗装の見積書に記載されている項目



仮設工事

仮設工事とは、工事を行う際に職人がスムーズに施工できるようにいくつかの設備を一時的に設置することです。

外壁塗装では、「足場の設置」や「飛散防止ネットの設置」などが行われます。

飛散防止ネットは、近隣の住宅に迷惑をかけないためにも設置する必要があります。

また、近隣に借りられる場所がどうしてもないようであれば、仮設トイレの設置が可能かどうか相談される場合もあるでしょう。


下地調整

外壁塗装の下地調整には、主に以下の3つの施工内容があります。


・高圧洗浄

・養生

・下地調整(ケレン作業)


高圧洗浄では外壁の汚れをしっかりと落とすことで、塗料をより密着しやすくさせます。

また、塗装に集中できるように、養生は丁寧に行うことが大切です。

ケレン作業では、古い塗膜や汚れ、サビなどをきれいにそぎ落とします。

下地調整は外壁の表面を整えて、塗装後の仕上がりを決める大切な工程です。


塗装工事

外壁の塗装工事では、一般的に以下の工程を踏んだ3回塗りが基本です。


・下塗り

・中塗り

・上塗り


下塗りでは、外壁と上塗りの塗料の密着性を上げる効果があります。

また、中塗りだけでなく上塗りも行うのは、塗膜の耐久性を上げたり、色ムラを防いだりするためです。


コーキング

外壁材の隙間に充填されているのが、コーキングです。

外壁塗装の際は、コーキングも補強や補修をします。

コーキングには、「増し打ち」と「打ち替え」という2つの方法があります。

増し打ちとは、既存のコーキングの上から新しい素材を充填していく方法です。

打ち替えは、既存のコーキングをきれいに取り除き、新しい素材を充填していきます。

費用を抑えたい場合は、施工の手間が少ない増し打ちがおすすめです。

しかし、既存のコーキングの状態によっては増し打ちができない場合もあります。


諸経費

外壁塗装の工事では、職人の交通費や廃材処理費などが諸経費として計上される場合があります。

諸経費の額は、業者の会社がある場所や廃材処理の方法などによって大きく変わります。

見積もりを出してもらう際はよく確認しておきましょう。


外壁塗装の見積もりでチェックしておきたい見積書の内容



費用が「一式」とまとめられて記載されていないか

見積書の費用が「一式」とまとめられて記載されていると、料金を水増しされている可能性があるため注意が必要です。

一般的に、見積書の内容は明瞭に記載されていなければなりません。

費用の内訳がない見積書を出す業者は悪質といえるため、依頼は避けましょう。


施工内容の記載が省略されていないか

施工内容の記載が省略されている場合も、費用を水増しされている可能性があるため依頼は避けた方がよいです。

見積書は費用だけでなくどのような工事が行われるかも確認できる書類です。

そのため、見積書の施工内容が省略されている場合は不親切な業者であり、後々のトラブルに繋がる可能性が高いでしょう。


塗装する塗料の名前やメーカーが記載されているか

塗料の名前やメーカーが記載されていない場合も、注意が必要です。

塗料の詳細が見積書に書かれていない場合は、勝手に商品を変更されている可能性があるためです。

業者側がグレードの低い塗料に変更して、利益を増やそうとする際に使う手段なのでよく確認しておきましょう。


塗装面積が記載されているか

塗装面積が記載されていない場合は、費用を水増し請求される可能性があります。

実際の面積よりも多く計算して、費用を請求してくるのです。

現地調査の際に伝えられた面積よりも大幅に多い数値であったり、記載されていなかったりする場合は詐欺を疑いましょう。


費用が相場よりも法外に高くないか

費用が相場よりも大幅に高く記載されている場合は、詐欺の可能性があります。

詐欺を未然に防ぐためには、外壁塗装にかかる費用相場を知っておきましょう。

以下にて、外壁塗装の費用相場を解説するので、ぜひ確認してみてください。


外壁塗装の費用相場と内訳



塗料別の単価

外壁塗装で使われる主な塗料には、以下の4種類があります。


・ウレタン塗料

・シリコン塗料

・フッ素塗料

・無機塗料


ウレタン塗料の単価は1平方メートルあたり1,400~2,500円ほど、シリコン塗料では1,800~3,500円ほどです。

また、フッ素塗料は1平方メートルあたり3,000~5,000円ほどで、無機塗料は3,500~5,000円ほどとなります。

単価が上がるにつれて、塗料の耐久性や性能もより高くなります。


足場の設置

高所の塗装を安全に、丁寧に行うためには、足場の設置が必要です。

足場の設置は、1平方メートルあたり600~900円ほどかかるのが一般的です。

ただし、設置箇所が複雑である場合は費用が高くなるケースもあります。


飛散防止ネットの設置

飛散防止ネットの設置費用は、1平方メートルあたり100~200円ほどです。

塗料は小さな飛沫となって飛び散ることもあるため、ネットでカバーすると安心して施工ができます。

また、住宅の周りにネットを張ることで、職人の落下予防にも役立ちます。


下地調整

下地調整の高圧洗浄では、1平方メートルあたり150~350円ほどかかります。

また、養生では1平方メートルあたり250~550円ほど、下地調整(ケレン作業)は1平方メートルあたり200~2,000円ほどが費用相場となります。

ただし、実際に工事が開始されて、下地の状態が想定していたよりも悪い場合は追加費用がかかるケースもあるでしょう。


塗装

塗装の下塗りにかかる費用相場は1平方メートルあたり600~900円ほどです。

中塗りは1平方メートルあたり1,000~2,200円ほど、上塗りも同じく1,000~2,200円ほどが相場となります。

中塗りと上塗りは同じ塗料を使用して同様に塗装していくため、費用もほぼ変わりません。


コーキング

コーキングの増し打ちの費用相場は、1メートルあたり700~1,100円ほどです。

打ち替えの場合は、1メートルあたり850~1,500円ほどと増し打ちより多少高くなります。

費用は高くなりますが、打ち替えで施工する方がコーキングの耐久性は上がります。

予算や外壁の状態を考慮して、最適な方法で施工するようにしましょう。


諸経費

外壁塗装の際は、廃棄物を処理するための費用がかかるケースが多いです。

廃棄物の処理費用は10,000~30,000円ほどが相場です。

また、職人の交通費も必要になることもあります。

ただし、交通費は業者によって異なるため詳しい内訳は見積もり時に確認しましょう。


外壁塗装の見積もりで費用を抑えるためのポイント



塗料はグレードの低いタイプを選ぶ

外壁に塗る塗料はグレードの低いタイプを選ぶと、費用を抑えられます。

外壁塗装で使用される塗料別の耐用年数は、以下の通りです。


・ウレタン塗料:5~10年

・シリコン塗料:7~15年

・フッ素塗料:12~20年

・無機塗料:18~20年


ただし、グレードが低い塗料で塗装すると塗り替え時期が早めに訪れます。

塗り替え時期のスパンが短いと、そのぶん工事費用がかかってしまいます。

数年で塗り替えたり、解体したりする予定の住宅の場合はグレードの低い塗料で塗装するのもよいでしょう。

しかし、将来的にかかる見積もりや塗装費用を抑えたい場合は、グレードを落としすぎないようにすることをおすすめします。


地域密着型の業者を選ぶ

地域密着型の業者を選ぶと、諸経費の交通費を抑えやすくなります。

地域で営業をしている業者は、現場と会社の距離が遠すぎないため、移動にお金があまりかかりません。

現場から遠い会社に工事を依頼してしまうと、ガソリン代や高速道路の料金も追加で必要になる場合があります。

また、地域密着型の業者は地元の環境をよく把握しているため、住宅に適した塗装工事を提案・施工してくれるでしょう。

安心感が持てるのも、地域密着型の業者に依頼するメリットといえます。


相見積もりを行う

相見積もりを行うと、費用の安い業者に依頼できます。

相見積もりとは、複数の業者に見積もりを出してもらい、比較する行為のことです。

複数の見積書を比較できるため、それぞれの費用や施工内容を確認しながら業者選びができます。

相見積もりを行う際の注意点は、必ず同じ工事内容を各業者に伝えることです。

工事内容が少しでも異なると、見積書の内容が変わりうまく比較できないためです。

また、相見積もりをして安さで業者を選ぶと、トラブルの原因になるため注意しておきましょう。

業者は、人柄も見て選ぶようにしましょう。


屋根塗装も同時に行う

外壁と同時に屋根の塗装工事も行うと、将来的に見て足場の設置費用や諸経費を抑えられます。

足場の設置にかかる費用相場は、おおよそ20万円です。

そのため、外壁と屋根を別々のタイミングで塗装を行うと、足場の設置費用が2倍かかってしまうのです。

また、工事にかかる人件費も2倍必要になるでしょう。

そこで、塗装時期が合うのであれば屋根と外壁を同時に塗装すると、一度の出費は増えますが将来的にかかる費用を抑えられます。

屋根に使用する塗料の耐用年数は、外壁に塗装するよりも2〜6年ほど短くなります。

現在塗装されている外壁と屋根の塗料タイプを確認して、塗り直しの時期が近いようであれば同時に工事を行うのもおすすめです。


優良業者を選ぶ

優良業者を選ぶと、費用の水増しや工事の失敗なども防ぎやすいため、将来的に見て工事の出費を抑えられます。

例えば、建設業許可を取得していたり、国家資格を持つ職人が在籍したりしている業者は信頼度が高いです。

また、地域で長く営業をしている業者も、顧客が多いため優良であるといえます。


外壁塗装の見積もり前後にチェックすべき優良業者のポイント



工事の相談の際に親身になって話を聞いてくれる


塗装工事の相談をした際に、親身になってこちらの話を聞いてくれる業者は優良であるといえます。

一般的に、住宅の塗装工事を経験する回数は少ないでしょう。

そのため、外壁の塗装を依頼する際は不安や疑問が多くなるはずです。

そのような悩みを真剣に聞いてくれる業者は、顧客を第一に考えて営業を行っている優良な会社です。

反対に、顧客の話をきちんと聞かずに工事を進めていこうとする業者には注意しておきましょう。

こちらの要望が伝えづらく、工事を失敗してしまう可能性が高いためです。


現地調査を丁寧に行ってくれる

現地調査を丁寧に行ってくれる業者も、安心して工事を任せられます。

外壁塗装の現地調査では、塗装面積や付帯部などを確認して、工事内容を検討します。

ほかにも、工事がスムーズに行えるように、外壁に補修が必要な箇所がないかや、住宅の周辺環境もチェックしなければなりません。

このように、現地調査では外壁塗装を失敗しないために丁寧な確認作業が必要となります。

しかし、悪質な業者は住宅全体を目視のみで見て回るだけで現地調査を終える場合があります。

細かな部分まできちんと調査していないと、明確な見積書は作成できません。

さらに、いざ工事をはじめてみたら補修箇所が多く、想定していたよりも追加費用がかかってしまうこともあるのです。

見積書の作成に重要な工程である現地調査を丁寧に行わない業者には、工事は依頼しないようにしましょう。


見積書の説明をわかりやすく行ってくれる

見積書の説明をわかりやすく行う業者は、顧客の目線に立って工事を進めてくれる優良な会社です。

一般の人にとって、見積書は見慣れない文書です。

そのため、見積書の内容をすべて把握するのには時間がかかります。

そこで、スタッフや職人が内容をわかりやすく丁寧に説明してくれる業者は安心感があります。


外壁塗装の見積もりで起こりやすいトラブル


費用の大幅値下げ

見積もり時に大幅に値下げを行う業者には注意が必要です。

費用相場よりも大幅に値下げをする業者は、何らかの理由があって顧客を獲得できていないと考えられます。

また、契約したあとで法外な追加費用を請求されたり、手抜き工事をされたりする可能性があります。

例えば、外壁塗装では3回塗りが一般的ですが、2回で済まされたり、塗料のグレードを勝手に下げられたりすることがあるのです。

トラブルの元になりやすいため、費用が相場よりもかなり低い場合は、依頼を避けた方がよいでしょう。


説明のない追加費用

工事後に説明のない追加費用を請求されることがないように、必ず見積もり時に内訳をよく確認しておきましょう。

塗装工事では、外壁の状態によって追加で補修や塗装が必要になることもあります。

そのため、追加費用が発生することもありますが、優良な業者はその旨をきちんと説明してくれます。

説明のない追加費用は、使途不明で工事に不満が残るでしょう。

見積もり時には、追加費用は発生するかや、どのような場合にかかるのかなどを業者に確認しておくことをおすすめします。


まとめ


外壁塗装で見積もりを行う際は、見積書に必要な内容がきちんと記載されているかよく確認しておきましょう。

業者選びでは、見積もり時の対応を参考にして、優良な会社を探すことが大切です。

外壁塗装の工事を失敗しないためにも、見積もりのときから慎重に業者を選ぶようにしましょう。
愛媛県松山市の助成金について知りたい方はこちらをご覧下さい。

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