外壁塗装を放置すると良くない理由とは？外壁が剥がれる原因も紹介

外壁塗装を放置すると良くない理由を知っていますか？

外壁塗装を放置すると良くない理由についてあまり知らないという方が多いと思います。

そんな方向けに外壁塗装を放置すると良くない理由について詳しく紹介します。

すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。

まずは、外壁塗装が剥がれる原因からみていきましょう。

外壁塗装が剥がれる原因

施工不良

外壁の塗装が剥がれる原因は、施工不良です。

新築または前回のメンテナンスから1〜3年程度で外壁の塗装が浮いたり、剥がれたりした場合は、業者の施工不良が考えられます。

・下塗り不足

まず、塗料の下塗りが不足していることが考えられます。

通常、外壁塗装では下塗り、中塗り、上塗りの計3回の塗装が行われます。

上塗りのみでは長持ちする外壁塗装はできませんので、塗装する箇所（下地）と上塗りの間に下塗り塗料を使用し、しっかりと接着させる工程が非常に重要です。

この下塗りの工程が省略されたり、適切に行われないと、メンテナンスをしていても塗装がすぐに剥がれてしまいます。

・下塗り塗料（下塗り材）の選択ミス

下塗り塗料にはシーラー、プライマー、フィラーの3種類があり、外壁材や劣化状況に応じて使い分ける必要があります。

外壁の素材や状況によって最適な塗料が異なるため、業者に現地調査をしっかりとしてもらい、適切な下塗り塗料を選定してもらう必要があります。

現地調査を怠ったり、簡単な調査のまま施工を進めたりすると、適切な下塗り材が使用されず、早期に劣化してしまうことがあります。

下塗り材の使用方法も重要で、下塗り材には「使用できる下地」「下地調整方法」「配合比率」「希釈剤」「塗装回数」「1平方メートルあたりの塗布量」「塗装の間隔時間」など塗料ごとに細かく定められています。

そのため、自宅の外壁の下地がどの素材でできているのか、適した下塗り材は何か、適切な塗装が行われているのかを業者に確認することが非常に重要です。

ここで妥協したり、用途を無視した手抜き施工が行われると、短期間で塗料が剥がれてしまうことになります。

・下地の処理不足

下塗りを行う前の下地処理は非常に重要で、高圧洗浄機を使用して汚れを落としたり、ケレン作業によって錆や古い塗膜を除去したり、ひび割れ（クラック）を補修する必要があります。

これらの作業を怠ると、塗装直後はきれいに見えるかもしれませんが、実際には劣化が残ったままの状態となります。

そのため、根本の原因が解決されず、結果的に無駄な塗装作業となってしまいます。

・塗料の乾燥不足

塗料ごとに塗装回数と乾燥させるための間隔時間が定められています。

1回目に塗った塗料が十分に乾燥せずに次の工程に進むと、1回目の塗料が下地にしっかりと密着せず、

2回目の塗料も十分に密着しないため、塗装が剥がれる可能性があります。

そのため、見積もりを依頼する際や作業中に気になる点がある場合は、業者に相談することをおすすめします。

・塗装時の天候

外壁塗装には適さない天候があります。

雨天時、気温5℃以下、湿度80%以上です。

強い雨が降ると、塗料に雨水が混じってしまい、本来の効果が得られなくなる可能性があります。

また、気温が5℃以下や湿度が80%以上の環境では、塗料が十分に乾燥しきらないことがあります。

通常の業者はこれらの要素を考慮して塗装を行いますが、悪徳業者や未熟な業者は回転率や効率を優先し、天候を無視して作業を行うことがあります。

そのため、注意が必要です。

もし新築や前回のメンテナンスから1〜3年程度で外壁の塗装が浮いたり、剥がれたりした場合は、業者の施工不良を疑ってみましょう。

早期に施工不良を発見し、適切な対策を取ることで、外壁塗装の寿命を延ばすことができます。

経年劣化による外壁塗装の剥がれ

外壁の塗装は、経年劣化によって剥がれることがあります。

適切な施工が行われていても、時間の経過とともに外壁塗料は劣化します。

外壁塗料には耐用年数が設定されているため、それを超えると剥がれる傾向があります。

・長期間にわたる紫外線の影響

外壁塗装は、長期間にわたって紫外線を浴び続けることで劣化します。

紫外線にさらされると、塗料が徐々に劣化し始めます。

劣化が進むと、外壁を触った際に手に塗料の粉がつくチョーキング現象が起きます。

このチョーキング現象は塗料の劣化を示すサインであり、塗料の防水性が低下して雨水を含みやすくなります。

その結果、塗料が浮き上がったり、剥がれたりすることがあります。

・潮風によるダメージ

海岸付近などでは、潮風による塗料の劣化が起こることがあります。

これを塩害と呼び、風に含まれる塩分が鉄製の外壁材を錆びさせることがあります。

錆びた箇所が剥がれたり、錆を放置したまま上から塗装を行うと塗装が剥がれる原因となります。

・外壁のひび割れによる塗装の剥がれ

チョーキング現象などの劣化症状を放置すると、外壁にひび割れ（クラック）する事があります。

ひび割れするとその箇所の塗装が剥がれ落ちる可能性があります。

ひび割れが放置されたまま塗装を行うと塗料がしっかりと密着せず、剥がれやすくなることがあります。

経年劣化による外壁塗装の剥がれは、適切な施工が行われていても避けられないものです。

定期的なメンテナンスや早期の対処が重要です。

もし外壁の塗装が剥がれている症状が見られる場合は、信頼できる専門業者に相談し、適切な修復を行うことをおすすめします。

外壁塗装を放置すると良くない理由

家の寿命が短くなる

外壁だけでなく家の寿命が縮む可能性があります。

塗装が剥がれると、外壁が本来果たすべき保護機能を果たせなくなり、外壁自体に損傷が生じます。

それだけでなく、傷ついた外壁から建材へとダメージが広がり、家の寿命が大幅に短くなる可能性があります。

外壁塗装の剥がれを放置すると、家の劣化が進み、大規模なリフォームや建て替えなどが必要になり、高額な費用がかかる場合もあります。

雨漏りのきっかけになる

外壁の剥がれが広がると、外壁が劣化し、雨水が建物内に浸入することで雨漏りが発生する可能性があります。

雨漏りを放置すると、外壁だけでなく下地や柱の補修工事も必要になることから、迅速な対応が求められます。

外壁塗装の剥がれを直す費用相場

外壁の剥がれを直すには、業者に依頼することが一般的です。

足場の設置や高圧洗浄などが必要となり、それに伴う費用もかかります。

例えば、30坪の家の外壁塗装を業者に依頼する場合、費用の相場はおおよそ100万円程度で、一般的には80万円から150万円の範囲内で収まることが多いです。

外壁塗装の費用は、使用する塗料によっても左右されます。

塗料にはそれぞれ耐用年数が設定されており、単価の安い塗料ほど耐用年数が短くなる傾向があります。

一方で、シリコンやフッ素などの単価の高い塗料は比較的長い耐用年数を持つ特徴があります。

安価な塗料を選ぶと、頻繁な塗り替えが必要となり、結果的に費用がかさんでしまうこともあります。

塗料を選ぶ際には、価格だけでなく耐用年数も考慮し、慎重に選ぶのがおすすめです。

まとめ

今回は、外壁塗装を放置すると良くない理由について詳しく紹介しました。

外壁塗装を放置すると良くない理由ついて詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。

外壁塗装を放置すると良くない理由は、家の寿命が縮まり、雨漏りのきっかけになってしまうからです。

外壁塗装が剥がれてしまう原因は、経年劣化、工事不良などです。

紹介した内容を参考にして外壁塗装を放置すると良くない理由に関する知識を深めて下さい。

外壁塗装をするタイミングについて知りたい方はこちらをご覧下さい。