2023/07/26
屋根塗装をする時に花粉や黄砂の影響があるのか知っていますか?
屋根塗装をする時の花粉や黄砂の影響をあまり知らないという方が多いと思います。
そんな方向けに屋根塗装をする時の花粉や黄砂の影響について詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、屋根塗装をする時の花粉や黄砂の影響についてみていきましょう。
目次
屋根塗装をする時の花粉や黄砂の影響とは?

飛散防止シートで花粉や黄砂は防ぐ事ができる
花粉や黄砂などの被害を防ぐためには、飛散防止シートを使用することが大切です。
外壁塗装や屋根塗装を行う際にも、最初に足場を組む必要があります。
これは工事中の安全を確保し、作業の効率を高めるために欠かせない工程です。
さらに足場を設置するときには飛散防止シートをしっかりと張ります。
この飛散防止シートは家全体を覆うように設置されます。
これによって、塗料が飛び散るのを防ぎ、外部からの花粉や黄砂などの侵入を阻止します。
万が一道具が落下することも防ぐため、この作業は非常に重要です。
塗装工事を行う際には、周囲の車に塗料が飛び散ることや施工主の家の無関係な箇所に塗料が飛んでしまうことも考えられます。
それらの事態を未然に防ぐためにも、飛散防止シートを使用しなければなりません。
塗装面の花粉や黄砂は高圧洗浄で綺麗に取り除く
飛散防止シートを使用することで、外部からの花粉や黄砂をある程度防ぐことができますが、そのままの状態ではきれいに塗装することが難しい場合があります。
そのため、塗装作業の前にはしっかりと高圧洗浄を行う必要があります。
高圧洗浄によって、花粉や黄砂などが多少飛び散ることがあり、
花粉症の方々はこれによって何らかの影響があるのではないかと心配されるかもしれませんが、水で洗浄しているため、大きな問題はありません。
しかし、重度の花粉症の方は、工事の時期をずらすことをおすすめします。
黄砂に関する基礎知識

黄砂とは?
黄砂とは、中国大陸内陸部にあるタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原などの乾燥、半乾燥地域で、風によって数千メートルの高さまで巻き上げられた土壌、鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に漂ったり降下したりする現象です。
黄砂が日本で多くなる時期
黄砂が日本で多くなる時期については、3月と4月がピークであり、その後徐々に減少していきます。
5月に入っても一定量が存在するため、6月になるまでには依然として黄砂が漂うことが予想されます。
最も多い時期は「4月」であり、1年を通してこの時期は黄砂の量が多いため、気になる方はこの時期の塗装工事を避けると良いです。
人への影響
黄砂の健康被害に気付いている方は少ないかもしれませんが、黄砂は呼吸器や循環器に疾患を持っている方、アレルギー体質の方、小さな子供や高齢者などに影響を及ぼす可能性があります。
黄砂と花粉を混同してしまうことがありますが、実際には黄砂アレルギーが存在し、肌に異常が現れることもあります。
花粉や黄砂の時期に屋根塗装する時の注意点
工事が行われていて、花粉や黄砂などが浮遊してアレルギー反応が心配だと感じる場合は、家の中でもマスクを着用することをおすすめします。
マスクと一緒にゴーグルも使用することで、ある程度防衛できる可能性が高いです。
家の中でマスクをすると、息苦しい感じがするかもしれませんが、工事期間の1週間〜2週間だけ我慢する事で健康被害を最小限に抑えることができます。
工事期間中には、窓を開けるかどうかも悩みますが、終わるまでは窓を開けないようにしてください。
窓を開けると、花粉などが室内に入り込む可能性があるため、心配な場合は工事が終わるまで窓を閉めたままにしておくことをおすすめします。
花粉症の場合は、家に空気清浄機があるかもしれません。
工事期間中は絶対につけたままにしてください。
空気清浄機の活用により、ある程度のブロック効果が期待できます。
黄砂対策の塗料ってある?
黄砂や花粉は建物の外観を損なう要因となります。もし新しく塗り直す予定があるのなら、黄砂や花粉に対応できる塗料を選択することがおすすめです。
耐久性に優れた塗料の中でおすすめしたいのは、「低汚染機能」を備えた塗料です。これによって美観を長く保ちつつ、黄砂や花粉の影響を軽減することができます。
低汚染塗料とは?
低汚染塗料とは、言葉を簡単に説明すると「汚れにくい塗料」のことです。
どれほど優れた性能を持った塗料でも、黄砂や花粉は付着してしまいます。
しかし、低汚染塗料は、これらの汚れが付いた際にすぐに洗い流すことができる仕様で「汚れにくい塗料=低汚染塗料」ということになります。
低汚染塗料が黄砂や花粉におすすめの理由
低汚染塗料が黄砂や花粉に対して効果を発揮する理由は、塗装された表面の特殊な層にあります。
塗料によって仕様は異なりますが、雨水によって洗い流しやすくなる層が形成されるため、黄砂や花粉が付着してもすぐに雨水で洗い流されます。
低汚染機能のある塗料を使用することで、外壁や屋根が美観を損ねることなく仕上がり、長期間美しい状態を保つことができます。
花粉シーズンは強風の方が危険
花粉シーズンに塗装業者が最も懸念する要因は、台風などによる強風です。
強風が吹くと、花粉や黄砂、PM2.5が通常よりも簡単に付着し、場合によっては再度高圧洗浄が必要になるかもしれません。
特に台風は強風対策が欠かせません。
強風によって大きな木片、石、砂が塗装中の外壁に衝突すると、外壁の劣化を引き起こす可能性があります。
近年の異常気象の影響も考慮すると2023年以降の台風発生状況については予測が難しい状況です。
屋根や外壁の工事の影響で起こしやすい主なアレルギー

喘息(ぜんそく)
喘息とは、気道の内側が炎症を起こすことで、咳が止まらず胸に痛みを感じる症状です。
この症状は放置すると悪化し、呼吸が困難になり、最悪の場合は生命にもかかわることがあります。
喘息は、主に大人になってから発症することが多く、一度症状が現れると完全に治癒することは滅多にありません。
この症状は外壁や屋根塗装によって引き起こされるおそれもあるため、注意が必要です。
頭痛
外壁塗装や屋根塗装によって頭痛が生じる場合があります。
主な原因として考えられるのは、シンナーです。
この成分によって健康被害が引き起こされ、また悪臭が頭痛を誘発することがあります。
特に臭いに敏感な方は、シンナーの強い悪臭に耐え切れずに頭痛を感じることがあります。
めまい
外壁塗装や屋根塗装によってめまいが起こることがあります。
主な原因として考えられるのは、VOC(揮発性有機化合物)として知られる物質がシンナーに含まれていることです。
VOCとは、トルエンやキシレンなどの揮発性が高い有機化合物の総称です。
これらの物質は人体に害を及ぼす可能性があるため、近年の塗料では含有量を減らす対策が取られています。
もちろん、めまいはVOC以外の要因によっても引き起こされることが考えられますが、具体的な原因については詳しくは分かっていません。
湿疹
外壁塗装や屋根塗装によって湿疹が生じる場合もあります。
湿疹の明確な原因はまだ特定されていません。
そのため、シンナーを使わずに水性塗料を使った場合でも、湿疹が発生する可能性があります。
まとめ
今回は、屋根塗装をする時の花粉や黄砂の影響について詳しく紹介しました。
屋根塗装をする時の花粉や黄砂の影響について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
屋根塗装をする時の花粉や黄砂の影響に関する知識を深めて下さい。
外壁塗装が原因のアレルギーについて知りたい方はこちらをご覧下さい。