2023/08/04
屋根塗装の見積もりを見る時のコツを知っていますか?
屋根塗装の見積もりを見る時のコツについてあまり知らないという方が多いと思います。
そんな方向けに屋根塗装の見積もりを見る時のコツについて詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、屋根塗装の見積もりを見る時のコツから詳しくみていきましょう。
合わせて塗装業者を決める前に注意しておきたいことも紹介しますので参考にしてみて下さい。
目次
屋根塗装の見積もりを見る時のコツとは?
作業工程ごとに金額が記載されているかどうか
作業工程ごとの金額がしっかりと示されているかどうかが、工程ごとの作業金額がはっきりと明示されていない場合、注意が必要です。
各工程の工事にかかる時間や人件費から、見積もり金額が計算されます。
適切な見積書を作成するためには、作業が業者には必要ですが、丁寧な説明を省いて契約を急かす業者はまだまだ存在します。
じっくりとチェックして進めましょう。
塗る面積は平米数で記載されているかどうか
作業工程ごとの金額や塗る塗料が完璧に記載されていたとしても、これだけでは不十分です。
実際に作業する「面積」が重要です。
面積が平米数で正確に示されているかが、確認すべきポイントです。
工程名や塗料名が順番に記載されていても、塗る面積が欠けていたり、塗料の実際の使用量が不明です。
塗料にはメーカーが定める「基準塗布量」という、性能を最大限に引き出すための規定があります。
この規定を無視して少ない塗布量で工事を終わらせる業者が多く、材料費を節約して利益を増やそうとする行為です。
こうしたアプローチでは、良質な塗装工事を期待することは難しい状況です。
作業対象や塗装面積、使用する塗料がしっかりと記載されているかをチェックすることが重要です。
さらに、見積書には塗料名と共に使用する缶の数も記載されているかも確認しましょう。
これが明記されている場合、信頼できる業者の可能性が高まります。
さらに、実際に工事を依頼する際には、塗装前の塗料缶と使用後の塗料缶も見せてもらうように依頼します。
快く引き受けてくれる業者であれば、信頼度が更に高まります。
塗料メーカーと製品名が明らかになっているかどうか
塗料名に加えて、メーカー名や種類名が記載されているかも重要な確認ポイントです。
必ずしも大手メーカーでなければならないわけではありません。
中小の塗料メーカーでも公式ホームページが存在しており、製品名とメーカー名を使ってインターネット検索すれば、機能や特長などを調べることができます。
業者の説明と一致しているかどうかを判断する際に役立ちます。
また、塗料の種類名も重要な情報です。
下塗り材、上塗り材、水性塗料か溶剤系塗料、使用されている樹脂は何か、それぞれの試験に合格しているかなど、これらの情報もしっかりと確認しましょう。
屋根材別に必要な工程と金額が記載されているかどうか
屋根材ごとに必要な工程とその金額が適切に見積書に記載されているか、これも重要な確認ポイントです。
例えば、スレート瓦(コロニアルやカラーベストなど)の場合は、棟に板金が使用されているため、サビ除去の作業が必要です。
これを「ケレン」と呼びます。
この作業と錆止めを塗る作業の両方が見積りに記載されているかどうかを確認しましょう。
また、塗料による目詰まりを防ぐために「タスペーサー」という材料を使い、縁切りと呼ばれる作業を行う場合もあります。
この作業が必要かどうかを業者に確認することも忘れずに行いましょう。
さらに、陶器瓦の場合は、葺き替えが必要になります。
この際には必ず防水紙を新しいものに取り替えてもらう必要があり、この工程が見積りに記載されているかをチェックしましょう。
そして、セメント瓦の一種であるモニエル瓦では、スラリー層の除去が必須となります。
この層が残ったままだと、どれだけ性能の良い塗料を塗ったとしてもすぐに剥がれてしまう可能性が高いため、必ず工程を見積りに記載してもらいましょう。
塗装業者を決める前に注意しておきたいこと
相見積りは3社以上とる
複数の業者から見積もりを取り寄せて、比較検討することが重要です。
単に金額を抑えることだけでなく、適切な工事を行ってくれる業者かどうかを見極めるためにも、非常に重要な行動です。
できるだけ時間をかけて、可能ならば3つ以上の業者に見積もりを依頼し、判断材料としましょう。
相場より高い場合は法外な金額、安い場合は手抜き工事の可能性がある
屋根の塗り替えは頻繁に行われるものではなく、専門知識が必要です。
そのため、素人には理解できないことが多くあります。
悪徳業者が理解できない事を利用し、法外な金額を提示する可能性があります。
このような業者は数年前に比べると減少していますが、まだまだ存在している可能性も考慮すべきです。
相場金額より低い場合も注意が必要です。
手抜き工事が行われる可能性が高いです。
安価な金額で仕事を引き受け、少しでも利益を確保するために工事の品質を犠牲にする業者が存在します。
このような業者に工事を依頼すると、ほぼ確実に数年以内に屋根に不具合が発生します。
安いと感じて即座に契約しないよう注意しましょう。
無料や値引きには簡単に飛びつかない
業者から見積書や工事内容の説明を受ける際、いきなり値引きを提案されたり、屋根以外の細かな工事を無料にすると言われることがあります。
依頼主と業者の間での駆け引きはよくあることで、珍しいことではありません。
できるだけ安く塗り替えをしたいと思う気持ちはわかりますが、大切なのは長期間にわたって住まいを保護することです。
塗装工事はその目的を果たすために行われるべきで、見合った工事内容を依頼することで、本来の目的を果たす良い塗装工事が実現します。
値引きや、本来の工事とは関係のないサービス工事を提案する業者は、お得感をアピールしてきますが、そうした提案に対しては鵜呑みにせずに冷静な判断をしましょう。
営業マンの人間性に注目
見積書と工事内容の提案書を元に業者の営業スタッフが契約を獲得するために説明を行います。
善意ある業者の営業マンは、無意味に高額な塗料の工事プランや不要な無料工事サービスなどを決して勧めてきません。
依頼主に最適な工事以外は、本当に必要ないと理解しているからです。
営業マンの身だしなみや礼儀なども重要なチェック項目です。
口下手な人でも、熱心に説明や提案をしてくれることもあるので、注意深く見極めましょう。
近所や知り合いの評判を確認する
塗装店は、ほとんどが地域で営業活動を行っています。
ご近所や知り合いが実際に塗装工事を依頼している場合もありますので、工事の品質や評判を確認できる絶好の機会です。
信頼性に疑問のある業者は、必ず問題が浮かび上がるものですので、遠慮なく情報を集めましょう。
業者に対してそれらの評判を伝えることで、「見られている」という印象を与えることができ、良い意味でプレッシャーをかけることにも繋がります。
自分の意思をしっかり伝えることで、より信頼性の高い業者を選ぶことができるでしょう。
まとめ
今回は、屋根塗装の見積もりを見る時のコツについて詳しく紹介しました。
屋根塗装の見積もりを見る時のコツについて詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
紹介した内容を参考にして屋根塗装の見積もりを見る時のコツに関する知識を深めて下さい。
塗装業者の選び方について知りたい方はこちらをご覧下さい。