2023/06/05
外壁塗装コーキング(シーリング)の手順とよくあるトラブルを知っていますか?
外壁塗装コーキング(シーリング)の手順とよくあるトラブルをあまり知らないという方が多いと思います。
愛媛県松山市の方向けに外壁塗装コーキング(シーリング)の手順とよくあるトラブルについて詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、外壁塗装コーキング(シーリング)の手順から詳しくみていきましょう。
目次
外壁塗装コーキング(シーリング)の手順

手順①コーキングの剥離
古いコーキングを取り除く際は、目地の両端にカッターで切り込みを入れてから、引っ張りながら除去します。
もし目地の両端が接着されている場合は、比較的簡単にコーキングを引き抜くことができます。
奥に絶縁テープが貼られていない場合は、奥の面も接着しているため、剥がすのに手間がかかります。
最後にカッターで切り込んだ壁材の側面の薄く残っているコーキングを丁寧に取り除きます。
手順②目地の清掃
古いコーキングを剥がした後は、できるだけ早く打ち直すのがおすすめです。
雨が降って壁材の内部まで水分が浸入すると、乾くのに時間がかかるため、雨の直接的な影響を受ける部分を優先的に打ち替えることをおすすめします。
古いコーキングやホコリなどが少しでも残っていると、打ち替えたコーキングの耐久性に影響する可能性があるため、ハケを使って細かいカスもしっかりと取り除きます。
手順③マスキングテープと絶縁テープで保護
コーキング材を充填する溝の周囲に溢れ出さないようにマスキングテープで保護します。
さらに、コーキングの三点接着を防ぐために、溝の底面に絶縁テープを貼ります。
絶縁テープは、クラフトテープとポリエチレンテープの2種類がありますので、適したものを選びます。
手順④シーリングプライマーを塗布
外壁塗装用のコーキング材は粘度が低いため、単独では壁面への密着性が不十分です。
密着性を高めるためにコーキング材の下地としてプライマーを塗布します。
適切なプライマーを使用し、充填する溝に均等に塗布します。
プライマーの塗布は、後のコーキング材の耐久性に大きな影響を与える重要な工程です。
手順⑤コーキング材を充填
プライマーを塗布してから30分以上時間を置き、その日のうちにコーキング材を充填します。
もし色の選択が可能な場合は、塗料と近い色を選ぶことをおすすめします。
コーキングの上から塗料を重ねますが、塗料は伸縮性がないため、コーキングの動きに対応できず、塗膜がひび割れる可能性があります。
塗膜にひび割れが生じても、機能的な影響はありませんが、塗料とコーキングが同じ色の場合、ひび割れが目立ちにくくなります。
手順⑥ヘラで均一に仕上げる
コーキングを充填する際は、区切りをつけながらヘラでならしていきます。
盛り上がった部分を平らに均一化する際は、段差ができないように注意します。
また、内部に空洞ができないように押さえながら均一化するのがコツです。
余分なコーキングは取り除き、なめらかな仕上がりに整えます。
手順⑦マスキングテープを剥がす
コーキングの均一化作業が完了したら、完全に固まる前にマスキングテープを丁寧に剥がします。
コーキングが半乾きの状態でマスキングテープを剥がすため、はみ出たコーキング材が関係ない場所に付着しないように注意します。
手順⑧乾燥させる
すべての作業が終了したら、コーキング材を完全に乾燥させます。
コーキングを打ち替えた後は、高圧洗浄作業に入るのが理想的な順番です。
コーキング材を十分に硬化させるためには、十分な乾燥時間が必要です。
雨の少ない夏場でも約1日、乾燥が進みにくい冬場は2〜3日程度かかることがあります。
塗装工事では、各工程で適切な乾燥時間を確保する必要があります。
そのため、乾燥時間が短い季節に塗装工事を行うのがおすすめです。
外壁塗装コーキング(シーリング)のよくあるトラブル

ブリード現象が起きた
ブリード現象とは、主に可塑剤と呼ばれる成分が経年劣化により表面に浸透する現象です。
着色剤の影響を受けると変色やべたつきが生じ、汚れがつきやすくなり、コーキング材が黒ずむこともあります。
可塑剤とは、材質を柔らかくする成分であり、外壁塗料にも含まれることがあります。
プラスチックの消しゴムがベトベトになる現象も可塑剤によるものです。
主に、可塑剤を含んだ物質が別の物質に触れることで、可塑剤や他の成分が移行する現象をマイグレーションと呼びます。
ブリード現象を防ぐためには、ノンブリードタイプと呼ばれるコーキング材(シーリング材)を使用するのがおすすめです。
コーキング(シーリング)をしてはいけない部分をコーキングした
コーキングしてはいけない部分に誤ってコーキングしてしまうと、雨漏りの原因となる可能性があります。
屋根材同士の隙間は雨水の逃げ道であり、雨漏りを防ぐ役割があります。
そのため、適切な塗装工事や修理を行うためには、信頼できる専門業者に依頼する必要があります。
外壁塗装と同時にコーキングを行った場合、塗料とコーキング材の耐用年数の違いによるトラブルが発生することがあります。
例えば、塗料の耐用年数が10年であるのに対し、コーキング材の耐用年数が5年しかない場合、コーキングが先に劣化してしまいます。
そのため、コーキング材は塗料と同等の耐久性を持つものを選ぶことが重要です。
コーキングしなくて良いと言われたけどコーキングが剥がれてきた
外壁塗装業者から「コーキングは問題ないので塗装だけで良い」と言われた場合でも、疑った方が良いです。
外壁塗装の適切なタイミングは約10年ごとであり、外見上の問題がなくても、コーキングは経年劣化している可能性が高いです。
そのため、外壁塗装後に既存のコーキング材が剥がれてきた場合は、コーキングをもう一度する事をおすすめします。
外壁塗装でコーキング施工における必要な日数は?
コーキングを打ち込む際には、壁材が完全に乾いていなければなりません。
そのため、基本的には、雨の降らない日に作業を行います。
雨が降る場所での作業は、まず古いコーキングを取り除き、次にプライマーを塗り、新しいコーキングを一気に充填してならします。
もし次の作業をすぐに行えない場合、コーキングを取り除いた部分が水に濡れないように養生します。
コーキングの取り替えにかかる時間は、規模によって異なりますが、古いコーキングの除去から新しいコーキングの打ち替えまでにはおおよそ2〜3日かかります。
その後、季節や湿度の条件に応じて適切な乾燥時間を確保することで、コーキングの施工が完了します。
乾燥しやすい時期に行われるコーキングの施工には、約3〜4日程度の時間がかかります。
一方、湿度が高く乾燥に時間がかかる時期には、約5〜6日ほどかかることがあります。
自分でコーキングするのは難しい?
見た目は簡単に思える工事ですが、実際にはかなりの技術が必要です。
そのため、DIYで行おうとする人もいますが、難しいです。
コーキング材には、乾燥させるだけで良いタイプと凝固剤を混ぜて固めるタイプがありますが、耐久性や強度を考えると後者のコーキング材がおすすめです。
ただし、凝固剤の混ぜ方や注入方法など、高度な技術が必要な工事ですので、素人がDIYできるようなものではありません。
まとめ
今回は、愛媛県松山市の方向けに外壁塗装コーキング(シーリング)の手順とよくあるトラブルについて紹介しました。
外壁塗装コーキング(シーリング)の手順とよくあるトラブルについて詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
外壁塗装コーキング(シーリング)の手順とよくあるトラブルの他に必要な日数なども紹介しているので、内容を参考にして外壁塗装コーキング(シーリング)の手順とよくあるトラブルと必要な日数に関する知識を深めて下さい。