ダブルトーン塗装とは?塗装工程・単価・色選びのポイントまで解説

ダブルトーン塗装とは?

「ダブルトーン塗装とはなに?メリットは?」

「ダブルトーン塗装の単価が知りたい」
「ダブルトーンの塗装工程が知りたい」

このようにお考えではないでしょうか?

ダブルトーン塗装とは、建物の外壁に2つの異なる色を重ねながら塗装する方法です。

本記事では、「ダブルトーン塗装」を深掘りするとともに、以下のテーマにも焦点を当てて解説していきます。

  • ツートン塗装との違い
  • ダブルトーン塗装の施工工程
  • ダブルトーン塗装の単価
  • 色選びのポイントやおすすめの色の組み合わせ
  • ダブルトーン塗装でよく使用される塗料
  • ダブルトーン塗装が向いている外壁、塗装ができない外壁
ぜひ最後までご覧ください。

また、弊社「砂田塗装」では、大手塗料メーカーから四国No.1の評価を受けた実績があります。

愛媛県で長持ちする外壁塗装をお望みの方は、ぜひ砂田塗装にご相談ください。

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ダブルトーン塗装とは

ダブルトーン塗装とは

ダブルトーン塗装とは、外壁のタイル部分と目地部分(タイルとタイルの継ぎ目)を異なる色で仕上げる塗装方法です。

この手法は、一般的な単色塗りと比較して外観に立体感と深みを与える効果があります。

一般的な外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3段階で行われます。

しかし、ダブルトーン塗装では以下の4段階の工程が必要です。

  1. 下塗り
  2. 中塗り
  3. 上塗り
  4. 上塗り(ダブルトーン仕上げ)
ダブルトーン塗装は、外観の美しさと耐久性を向上させるための効果的な方法であり、特にデザイン性を重視する方におすすめです。

ツートン塗装との違い

ダブルトーン塗装」と「ツートン塗装」はどちらも外壁の塗装方法ですが、その手法と効果には明確な違いがあります。

それぞれの特徴と違いは以下の通りです。

ダブルトーン塗装ツートン塗装
手法外壁の特定部分に2色を重ねて塗り、立体感を出す家の異なる部分に異なる色を塗り分ける
施工箇所・建物全体
・玄関周り
・バルコニー
・建物の1階部分と2階部分
・屋根と外壁
効果古くなった外壁でも新鮮で立体感のある外観に生まれ変わるはっきりとした色のコントラストを作り出す

ダブルトーン塗装は立体感と高級感を求める方に適しており、ツートン塗装は建物の構造を強調し、視覚的なアクセントを加えたい方に適しています。

ダブルトーン塗装の例は、以下の通りです。

ダブルトーン塗装
引用:リフォームサミット店|関西ペイント

おすすめ記事:外壁をツートンカラーにする際のポイントは?


ダブルトーン塗装の施工工程

 ダブルトーンの施工工程

ダブルトーン塗装の施工工程は以下の流れです。

  1. 仮設足場組立・養生
  2. 洗浄作業
  3. シーリング打ち替え
  4. 下塗り
  5. 中塗り
  6. 上塗り
  7. ダブルトーン仕上げ

仮設足場組立・養生

施工現場に仮設足場を組み立て、作業員の安全を確保します。

次に、塗装作業中に塗料が周囲に飛散しないよう、窓や扉などをビニールシートで養生します

洗浄作業

洗浄作業は、塗料がしっかりと外壁に密着するために必要な準備工程です。

高圧洗浄機を使用して、外壁の汚れやホコリ、カビを徹底的に洗い流します。

おすすめ記事:高圧洗浄の工程とは?

シーリング打ち替え

シーリングは、外壁の継ぎ目や窓周りの防水性を高めるために重要な工程です。

古くなったシーリング材を取り除き、新しいシーリング材を打ち替えます。

打ち替え作業により、雨水の侵入を防ぎ、建物の耐久性を維持します。

おすすめ記事:外壁塗装のコーキング(シーリング)の手順

下塗り

下塗りは、塗料の密着性を高めるための最初の塗装工程です。

専用のプライマーを使用して、外壁全体に均一に塗布します。

おすすめ記事:外壁塗装の下塗りの重要性とは?

中塗り

中塗りは、塗膜の厚みを増し、塗装面の耐久性を向上させるための塗装工程です。

この工程では、外壁全体に色を付け始め、仕上がりの色調を整えます。

上塗り

上塗りは、最終的な色と光沢を与える仕上げの塗装工程です。

この工程で、塗膜の耐久性や美観を最大限に高めるため、高品質な塗料を使用するのが一般的です。

ダブルトーン仕上げ

ダブルトーン仕上げでは、特定の部分に異なる色を重ねて塗装します。

タイル部分と目地部分にそれぞれ異なる色を使用し、立体感と深みを出します。


ダブルトーン塗装の単価

ダブルトーン塗装の単価

ダブルトーン塗装の単価は、施工面積、塗料のグレード、外壁材によって変動します。

以下の表に、施工面積ごとの目安価格をまとめました。

施工面積価格帯
20坪60~70万円
30坪70万円〜80万円
40坪70~80万円
50坪 80万以上

ダブルトーン塗装は、通常の外壁塗装に比べて、10万円〜20万円程度高くなります。

これはダブルトーン塗装が複数の色を重ね塗りするので、その分、手間と時間がかかるためです。

また、塗装費用を抑えたい方は、大手ハウスメーカーの塗装工事よりも40〜60%ほどお得に塗装工事ができる「砂田塗装」にお任せください。


ダブルトーン塗装の色選びのポイント

ダブルトーン塗装の色選びのポイント 

ダブルトーン塗装の色選びのポイントは、以下の2つです。

  • 耐久性を考慮して色を選ぶ
  • 色は3〜4色に絞る
おすすめ記事:外装塗装で人気の色や色選びのコツを解説!

耐久性を考慮して色を選ぶ


外壁の汚れにはさまざまな種類があります。

砂や土埃、黄砂、煤煙など、多くの汚れは黄土色や薄茶色、薄緑色などの中間色に分類されます。

そのため、これらの汚れと同系色である「ベージュ系」「グレー系」などの中間色は、汚れが目立ちにくく、外壁の美観を長く保つことが可能です。

一方、汚れが目立ちやすい色としては、以下のような色が挙げられます。

  • 濃紺
ダークカラーは一見、汚れが目立ちにくそうに思えますが、実際には砂埃などの白っぽい汚れが目立ちやすくなります。

したがって、ダブルトーン塗装の色選びでは、見た目の美しさだけでなく、耐久性や汚れの目立ちにくさも考慮することが大切です。 

色は3〜4色に絞る


ダブルトーン塗装に多くの色を使いすぎると、まとまりがなく雑多なイメージを与えてしまう危険性があります。

特に、原色や鮮やかな色を使う場合は注意が必要です。

派手な色は目を引きますが、全体のバランスを考えないと、かえってチープな印象を与えることになります。

例えば、塗装する場所は外壁以外に、以下のような付帯物があります。

  • 屋根
  • 雨樋
  • 窓サッシ
  • 破風板
  • 帯板
  • 玄関ドア
これらの場所に対して、外壁には1〜2色、付帯物には1〜2色というバランスがおすすめです。

これにより、全体の色調が調和し、統一感のある仕上がりになります。

また、砂田塗装では、外壁の色を決める際にカラーシミュレーションを使用しているため、塗装したあとのトラブルを事前に防止できます。

色選びこだわりたい方はぜひ「砂田塗装」 までお問合せください。

>>色選びにもこだわれる「砂田塗装」 

ダブルトーンのおすすめの色の組み合わせ

ダブルトーンのおすすめの色の組み合わせ

ダブルトーンのおすすめの色の組み合わせは、以下の3パターンです。

  • グレーホワイト
  • ブラック×ブラウン
  • ブラウン×ライトブラウン

グレー×ホワイト

グレーとホワイトの組み合わせは、シンプルで洗練された印象を与えます。

モダンな雰囲気を持つため、都会的でスタイリッシュな外観に仕上がります。

シンプルかつモダンな外観を求める方におすすめです。

ブラック×ブラウン

 
ブラックとブラウンの組み合わせは、高級感と重厚感を演出します。

ブラックのシックな印象とブラウンの暖かみが融合し、上品で落ち着いた雰囲気を醸し出します。

伝統的なデザインやクラシカルな外観を求める方におすすめです。

ブラウン×ライトブラウン

ブラウンとライトブラウンの組み合わせは、自然で温かみのある印象を与えます。

ナチュラルなカラーが、建物を柔らかく親しみやすい雰囲気に仕上げます。

自然な温かみを重視する方におすすめです。

ダブルトーン塗装でよく使用される塗料一覧

ダブルトーン塗装でよく使用される塗料一覧 

ダブルトーン塗装でよく使用される塗料一覧は、以下の3つです。

塗料特徴
ジキトーンセラアート Si石材調の多彩な模様を表現した豪華な仕上がり
RSインプルーヴ奥行きのある表現力とハイグレードな仕上がり
アートフレッシュ優れた耐久性


ジキトーンセラアート Si|日本ペイント

ジキトーンセラアート Si」は、日本ペイントが提供する高耐候の石材調多彩模様仕上げ塗料です。

ローラー施工が可能で、吹付け施工と比べて飛散が少ないため、改修塗装に最適です。

塗料には、水性シリコン系樹脂に着色用セラミック骨材が配合されており、長期間にわたり美観を保つことができます。

参考:ジキトーンセラアート Si|日本ペイント


RSインプルーヴ| 関西ペイント

RSインプルーヴ」は、関西ペイントが提供するオリジナル塗装です。

施工のプロフェッショナルと自社カラーデザイナーが協同して開発された塗料となっているため、従来の単色塗装では到達できなかった奥行きのある表現力とハイグレードな仕上がりを実現します。

参考:リフォームサミット店| 関西ペイント

アートフレッシュ|エスケー化研

アートフレッシュ」は、エスケー化研が提供する薄付仕上塗料です。

セラミックシリコン樹脂と光安定剤の相乗効果により、長期間にわたり超耐久、超耐候性を発揮します。

また、特殊設計により、かびや藻類などの微生物に対して強い抵抗性を示します。

参考:アートフレッシュ|エスケー化研

ダブルトーン塗装が向いている外壁

ダブルトーン塗装が向いている外壁 

ダブルトーン塗装は、凹凸のある外壁に向いています。

凹凸があることで多彩な色を使った立体的な表現が可能となり、美観が一層が引き立ちます。

凹凸のある外壁の例は、以下の通りです。

ダブルトーン塗装が向いている外壁向いている理由
タイル調表面に凹凸があるため、ダブルトーン塗装で色のコントラストを生かしやすい
レンガ調レンガの模様が際立ち、自然で高級感のある仕上がりになる
石積調の窯業系サイディング石積みのような重厚感が強調され、立体的でリアルな外観が得られる

また、ダブルトーン塗装は建築後10年以上経過してクリヤー塗装(※1)ができない外壁にも有効です。

(※1)無色透明な塗料を使用した塗装

おすすめ記事:クリアー塗装の注意点とは?

ダブルトーン塗装ができない外壁

ダブルトーン塗装ができない外壁 

ダブルトーン塗装ができない外壁の例は、以下の通りです。

ダブルトーン塗装ができない外壁 できない理由
目地のない外壁目地がないため、色の切り替えが難しく、ダブルトーンの効果を出しにくい
凹凸の少ない外壁表面が平坦であるため、色の重なりや陰影の効果が得られない

例えば、モルタル外壁やサイディングボードが平滑なタイプの場合、ダブルトーン塗装を施しても立体感が出ず、塗装の魅力が十分に引き立たない可能性があります。

同様に、ALCパネルなどの目地のない外壁材も、ダブルトーン塗装には不向きです。

上記外壁では、ダブルトーン塗装の本来の美しさや効果を引き出すことが難しいため、別の塗装方法を検討する方がよいでしょう。

また、ダブルトーン塗装ができない外壁でお悩みの方は「砂田塗装」までご相談ください。

「砂田塗装」では、現在の劣化状況を加味し、美観が長く保てるベストなプランをご提案しております。

>>ベストなプランをご提案「砂田塗装」 


ダブルトーン塗装のメリット

ダブルトーン塗装のメリット 

ダブルトーン塗装のメリットは、以下の3つです。

  • 高級感のある仕上がりになる
  • 無限のデザインバリエーションがある
  • 耐久性の向上

高級感のある仕上がりになる

ダブルトーン塗装は、2色を巧みに組み合わせることで、外壁に奥行きが生まれ、単色塗装では表現できない高級感のある仕上がりになります。

具体的な例は、以下の通りです。

  • 2色の組み合わせで外壁に奥行きと高級感が生まれる
  • 凹凸のあるサイディングに異なる色を適用すると、光が当たる部分と影になる部分がはっきりと分かれ、外観に立体感が生まる
  • 異なる色の組み合わせにより、外壁全体に統一感がありながらも独特の個性を演出することが可能
  • タイル調やレンガ調の外壁にもダブルトーン塗装を施すことで、よりリアルで高級感のある仕上がりになる
これにより、建物はより洗練された印象を持ち、訪れる人に強いインパクトを与えます。

また、建物の美観が向上し、資産価値も高まるでしょう。


無限のデザインバリエーションがある

 
ダブルトーン塗装には、以下のようなデザインバリエーションがあります。

デザインバリエーション詳細
グラデーション色が徐々に変化することで、外壁に深みと動きを与える
ストライプ縦または横に色を分けることで、モダンな印象を演出
チェック柄格子状に色を配置するユニークなデザイン
アクセントカラー部分的に異なる色を使用し、視覚的なアクセントを加える
自然素材風石や木の質感を再現し、自然な外観を提供

例えば、グラデーションを用いたデザインでは、色が徐々に変化することで、建物全体がより立体的に見え、洗練された印象を与えます。

ダブルトーン塗装は無限のデザインバリエーションを提供し、建物の個性を際立たせることが可能です。

耐久性の向上

 
ダブルトーン塗装は、単色塗りに比べて塗装回数が多くなるため、以下のような耐久性や耐候性が期待できます。

期待できる効果詳細
太陽の光に強い多層の塗料が紫外線を効果的にブロックし、色褪せや劣化を防ぐ
雨風に負けない厚い塗膜が雨風から外壁を保護し、水の浸入を防ぐ
温度の変化に耐えられる塗膜が温度変化による膨張や収縮に対して柔軟に対応し、ひび割れを防ぐ

ダブルトーン塗装は外壁の美観を保ちながら、長期間にわたって建物を保護するため、非常に有効な選択肢です。

ダブルトーン塗装のデメリット

ダブルトーン塗装のデメリット 

ダブルトーン塗装のデメリットは、以下の2つです。

  • コストがかかる
  • 施工が難しい

コストがかかる


ダブルトーン塗装は、以下の理由から通常の単色塗りに比べてコストがかかります。

  • 異なる色を重ねて塗るため塗料の使用量が増える
  • 専門的な技術を要するため、塗装業者の技術料が高額になる
したがって、ダブルトーン塗装を選択する際は、予算を十分に検討し、追加費用に対する準備が必要です。

ただし、1階部分だけにダブルトーン塗装を施す方法もあるので、工夫次第で費用を抑えることもできます。

施工が難しい

ダブルトーン塗装は、少しのずれやムラが全体の仕上がりに大きな影響を与えるため、技術の高い職人による慎重な作業が求められます。

例えば、凹凸のある外壁に対して均一に色を塗り分けるには、細かな部分まで丁寧に塗装する技術が必要です。

また、天候や温度による塗料の乾き具合を考慮しながら作業を進めるため、施工のタイミングも重要です。

このように施工が難しいダブルトーン塗装ですが、弊社砂田塗装では、外壁塗装の国家資格である「塗装技能士1級」を持つ職人が在籍しています。

豊富な経験と確かな技術を持つ職人が、細部にまでこだわった高品質な仕上がりを提供しますので、ぜひお問合せください。

>>砂田塗装が選ばれる13の理由

まとめ

ダブルトーン塗装」というテーマで解説を行ってきました。

この記事では、ダブルトーン塗装の塗装工程、単価、色選びのポイントなど外壁塗装に必要なすべての情報を解説しています。

では、この記事のポイントを簡潔に振り返ってみましょう。

  • ダブルトーン塗装は、外壁のタイル部分と目地部分を異なる色で仕上げる塗装方法
  • ダブルトーン塗装では、4段階の工程が必要
  • ダブルトーン塗装の単価は、通常の外壁塗装に比べて、10万円〜20万円程度高くなる
  • 耐久性を考慮して色を選ぶのがポイント
  • ダブルトーン塗装は、凹凸のある外壁に向いている
ダブルトーン塗装は、2色を組み合わせることで、外壁に奥行きが生まれ、単色塗装では表現できない高級感のある仕上がりになります。

また、塗装回数が多くなるので、耐久性や耐候性も期待できます。

この記事を通じて、ダブルトーン塗装を検討されているあなたが、外壁塗装の機会を最大限に活用し、ご自宅の美観を保つ手助けができればと思っております。

砂田塗装のお問い合わせ口:

電話番号:089-979-1880
メール:https://www.sunadatosou.com/#wpcf7-f4418-p13-o1