2023/07/03
外壁塗装の高圧洗浄のよくあるトラブルについて知っていますか?
外壁塗装の高圧洗浄のよくあるトラブルについてあまり知らないという方が多いと思います。
そんな方向けに外壁塗装の高圧洗浄のよくあるトラブルについて詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、外壁塗装の高圧洗浄のよくあるトラブルからみていきましょう。
外壁塗装の高圧洗浄のよくあるトラブル
トラブル①高圧洗浄時に室内に水が入った
高圧洗浄を行う際に最もよく発生するトラブルは、室内に水が入ることです。
主な原因は以下の2つです。
・施主側の原因として、窓や鍵を閉め忘れた
高圧洗浄では、強い水圧で洗浄を行うため、窓や扉が閉まっていないと水が中に入ってしまいます。
換気扇を消し忘れることもよくあるパターンです。
・業者側の原因として、水圧の調整ミスが挙げられます。
作業者の技術不足により、水が浸入することもあります。
高圧洗浄は、外壁の劣化状態や場所に応じて水圧を適切に調整する必要があります。
サッシ周りや大きなクラック(ひび割れ)のある箇所など、高圧洗浄を行う場所を考慮せずに作業を行うと、室内に水が浸入する原因となります。
トラブル①の対処法
万一、室内に水が侵入した場合は、すぐに施工業者に報告しましょう。
作業を一時停止してもらい、適切な処置を施した後で作業を再開してもらうと良いです。
トラブル②騒音や水の飛散で近隣住民から苦情が寄せられた
高圧洗浄では、専用の機械を使用するため、大きなエンジン音が発生することも珍しくありません。
水が噴き出す音や壁に当たる洗浄音も生じます。
また、風の強い日には水が飛散し、洗濯物が干せないといった苦情が生じることもあります。
トラブル②の対処法
もし近隣住民から苦情が寄せられた場合は、すぐに謝罪し、説明に行きましょう。何もしなければ、関係が悪化する一方です。
本来であれば、工事前にあいさつ回りを行い、工事内容やスケジュールを事前に伝えておくのが理想的です。
トラブル③外壁の汚れが取り切れていない
高圧洗浄により、外壁の汚れが完全に取り除けない場合があります。
水圧が不十分であったり、作業者の技術不足によるものです。
汚れや古い塗膜が残っていると、塗装の仕上がりにも悪影響を及ぼす可能性があります。
トラブル③の対処法
高圧洗浄が終了しても外壁の汚れが十分に取り除かれていないと感じた場合は、業者に相談しましょう。
塗膜が浮いたり剥がれたりしている場合は、手作業で除去する必要があります。
外壁塗装の高圧洗浄のトラブルを防ぐ方法
近隣に事前にあいさつを済ませる
トラブルを避けるために工事の10日から1週間前までに近隣の方々を訪ねてあいさつ回りを行うのがおすすめです。
工事の内容やスケジュールだけでなく、騒音や水の飛散の可能性についても伝えることが大切です。
外壁塗装の影響は思っている以上に広範囲に及びます。
特に密集した住宅地では、最低でも3軒先まであいさつをしておくと良いでしょう。
事前に窓を閉めたり換気扇を切ったりする
高圧洗浄を行う当日は、窓を閉め忘れたり換気扇を切り忘れたりしないように注意しましょう。
スライド式の窓の場合は、鍵がしっかりと閉まっていることを確認してください。
水圧によって窓が開いてしまうことがあるため、注意が必要です。
また、壁に取り付けられた換気口が閉められるタイプであれば、念のため閉めておくことをおすすめします。
信頼できる優良業者を選ぶ
高い技術力を持つ優良業者を選ぶことで、トラブルのリスクを軽減することができます。
高圧洗浄は、外壁の状態や場所に応じて水圧を適切に調整する必要があり、熟練した技術が求められる作業です。
建物や外壁の構造に精通した職人なら、適切な高圧洗浄を行うことができます。
外壁塗装の高圧洗浄は専門業者に任せる
高圧洗浄を自分で行うことで費用を節約しようと考える方もいるかもしれませんが、自分で高圧洗浄はおすすめできません。
知識のない方が高圧洗浄を行うと、汚れが十分に取り除けなかったり、外壁に傷をつける可能性があります。
悪質な業者の特徴
高圧洗浄に要する時間が驚くほど短い
高圧洗浄作業には、わずか2〜3時間ほどで周囲を一巡し終わるという業者が存在します。
高圧洗浄は、専用の機械を使って家全体を洗浄する作業です。
単に水で洗い流すのではなく、非常に高い水圧を利用して古い塗膜などを削り落とす作業となります。
つまり、一度水で軽くなでるだけで塗膜が削り落ちるわけはありません。
もし高圧洗浄作業がわずか2〜3時間で終わってしまう業者だった場合、下地の調整作業や塗装作業など、他の塗装工程も手を抜かれてしまう可能性があります。
もし洗浄を担当するスタッフが新人でまだ経験が浅いという場合はまだしも、会社全体の信頼性に疑問を抱かざるを得ません。
見積もりに「洗浄一式」と書き費用をごまかす
家の大きさによって不公平が生じるため、高圧洗浄を行う場合でも、正確な平方メートル単価を決め、広さに応じて行わなければなりません。
一部の業者は、適切な費用計算の上で「一式」とまとめて記載しているかもしれませんが、そのような一括見積もりは、外壁塗装に詳しくない人にとっては不親切だと言わざるを得ません。
明確な根拠を持ったわかりやすい見積もりを提供する優れた業者も増えてきましたが、一式としか記載していない業者は、残念ながらまだまだ存在します。
もしも業者から「高圧洗浄一式○○○○円」と記載された見積もり書を受け取った場合は、一式の計算根拠(洗浄面積、単価など)を明示してもらう必要があります。
「弊社の高圧洗浄の単価は平方メートル当たり○円で、洗浄する建物の面積が○平方メートルですから、単価と面積を掛け合わせてこの金額になりました」と、計算過程を説明してもらえれば、その業者の高圧洗浄費用の相場に対する優劣や洗浄計画の範囲を把握することができます。
トラブルが発生しにくい業者を選ぶコツ
多くの実績を持つ業者を選ぶ
実績豊富な業者なら、豊富な経験から適切な洗浄方法や薬剤を提案してくれます。
業績が豊富であることは、お客様からの信頼の証です。
気になる業者がいればWEBサイトで実績の事例や長い歴史を確認してみましょう。
点検時の対応が丁寧かどうか
高圧洗浄では、外壁の状態に合わせて洗浄方法や薬剤を選定していきます。
点検時の説明が不十分であり、質問に曖昧な回答がある場合、安心して依頼することができません。
疑問や不安点に対して、きちんと対応してくれる業者を選びましょう。
複数の見積もりをとる
1つの業者だけに見積もりを依頼することはおすすめしません。
後悔のない業者選びをするためには、複数の業者から見積もりを取ることが必要です。
複数の業者から見積もりを取ることで、工事の適正価格がわかり、各社の対応やサービスの違いも比較できます。
手間と時間はかかりますが、2〜3社程度の見積もりを取るようにしましょう。
高圧洗浄に必要な日数
外壁塗装の高圧洗浄は、1日かけて全ての箇所の洗浄を完了させるのが一般的です。
専用の機械を使いながら、家全体を洗浄しなければならないため、隅々まで洗浄を行うと1日かかってしまうケースがほとんどなので注意しましょう。
また高圧洗浄が完了した後は、2日間は乾燥させるのが一般的で、季節にもよりますが、最低でも24時間以上はおいておかないと、後から塗膜がふくれてしまったりする原因になります。
1日を高圧洗浄にかけて、次の2日を乾燥に当てるため、合計で3日間は必要です。
まとめ
今回は、外壁塗装の高圧洗浄のよくあるトラブルについて紹介しました。
外壁塗装の高圧洗浄のよくあるトラブルについて詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
紹介した内容を参考にして外壁塗装の高圧洗浄のよくあるトラブルに関する知識を深めて下さい。