外壁塗装を行う前に劣化診断をしよう!
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外壁塗装を計画している方は、まずは住宅の劣化診断を受けましょう。
劣化診断をして住宅の状態を把握することで、塗装工事の計画や今後のメンテナンスに役立ちます。
本記事では、外壁塗装の前に行う劣化診断について詳しく紹介していきます。
どのような方法で診断が行われるのか、内容を把握しておきましょう。
劣化診断の方法は主に7つ
住宅の劣化診断には、主に以下の7つの方法があります。
・打診棒調査
・含水率調査
・ひび割れ調査
・30倍スコープ調査
・赤外線調査
・温度測定
・屋根ポールカメラ調査
以下にて、それぞれの方法をわかりやすく解説します。
打診棒調査
打診棒調査とは、打診棒(パールハンマー)で外壁を叩き、不具合がないかをチェックする方法です。
主に、タイルやモルタルの外壁で浮きが発生していないかを調査します。
乾いた音がする箇所があれば、浮きが発生している可能性が高いです。
含水率調査
含水率調査では、「水分計」を使用して外壁の含水率をチェックします。
外壁材は一般的に原料と少量の水分で構成されており、含水率はおおよそ8〜10%が適正値です。
しかし、外壁の含水率が低下するとひび割れや剥がれの原因になります。
反対に、含水率が高いとカビや苔が発生しやすい状態といえます。
ひび割れ調査
ひび割れ調査では、「クラックスケール」という定規を使用して外壁に発生したひび割れの幅や長さをチェックします。
クラックスケールには、ひび割れの幅と長さが計測しやすいように0.05〜2mmほどのラインが記されています。
ひび割れの箇所にクラックスケールをあてて、破損の種類が『ヘアークラック』なのか『構造クラック』なのかを確認するのです。
ヘアークラックとは、幅が0.3mm以下で深さが4mm以下のひび割れです。
髪の毛のサイズほどのひび割れで、補修の必要はありません。
幅が0.3mm以上、深さ5mm以上であれば構造クラックと判断します。
内部まで破損しているため、早めの補修が必要です。
30倍スコープ調査
30倍スコープを使用して、外壁の塗膜の状態をチェックする調査方法です。
劣化して防水性が低下した外壁の表面は、30倍スコープを使って詳しく見てみると細かなひび割れができています。
このように、30倍スコープを使用して調査をすることで、塗膜がどれほど劣化しているのか詳しく確認できます。
赤外線調査
赤外線調査では、「赤外線サーモグラフィー」を使用して外壁の温度を計測していきます。
赤く表示される箇所は温度が高く、青い部分は低い状態です。
外壁の温度を確認することで、夏はどれくらい熱を持っているのかや、雨漏りが発生していないかなどをチェックできます。
赤外線調査についてより詳しくお知りになりたい方は、『外壁の赤外線調査とは?方法や費用、注意点などを解説!』もチェックしてみてください。
温度測定
「温度測定器」を使用して、外壁の温度を測り不具合を探る方法です。
温度差が激しい箇所があると、破損の原因になります。
また、温度が著しく低い箇所があると、雨漏りを疑います。
外壁の温度を調べることで、ひび割れや雨漏りなどの破損箇所を調査できるのです。
屋根ポールカメラ調査
屋根ポールカメラ調査では、「ポールカメラ」を使用して屋根の状態をチェックします。
伸縮可能な脚立に設置したカメラを屋根まで伸ばして、破損箇所がないか調査します。
職人が屋根の上にのぼらなくて済むため、安全に作業が行える点がメリットです。
また、ポールカメラで撮影した画像はご依頼主様と一緒に確認できるため、調査結果に対して安心感があります。
劣化調査の他に行う作業
劣化調査の他に、外壁塗装の前に「面積の算出」と「立地の確認」も行います。
以下にて、それぞれの内容を詳しく解説します。
面積の算出
外壁塗装を行う際は、塗装箇所の面積の算出を行います。
外壁の塗装面の面積は、住宅の平面図と立面図を使用して算出するのが一般的です。
平面図では建物の外周を、立面図では高さを確認します。
建物の外周と高さから外壁の面積を算出して、そこから塗装を行わない窓や玄関などのサイズを差し引きます。
すると、実際に塗装する外壁面積が算出できるのです。
塗装面積によって施工費用が変わるため、塗装工事にとって重要な工程のひとつです。
立地の確認
塗装工事を行う前に、住宅がある立地がどのような環境であるかの確認も必要です。
足場が設置可能かや、駐車スペースの有無など、作業がスムーズに行えるか事前に確認しておきます。
また、日当たりの良さもチェックして、塗料の乾燥に時間がかかりそうかも調べておくのです。
職人が安全に、安心して工事が行えるためにも大切なポイントとなります。
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外壁塗装の前には、劣化診断を行い適正な工事内容で施工することをおすすめします。
外壁の劣化を放置してそのまま塗装してしまうと、塗料の耐用年数よりも早い時期に不具合が発生してしまうでしょう。
破損箇所があれば補修を行ってから塗装すると、塗膜の寿命を維持できるだけでなく、住宅を守ることにもつながります。
愛媛県で外壁塗装や劣化診断をしたいとお考えの方は、無料で現地調査を行っている砂田塗装へお気軽にご相談ください。
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